# キャプテン

## 基本情報

- 著者: ちばあきお
- 連載: 月刊少年ジャンプ
- ジャンル: スポーツ漫画、少年漫画、野球、青春
- 評価: 9/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月25日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/74c52dfa-b7fd-4b28-baff-2fdb83f156a4

## あらすじ

名門校の二軍補欠だった少年が、無名の公立中学に転校する。前の学校のユニフォーム姿のせいで、周りは彼をエース級と勘違いしてしまう。期待を裏切れない谷口は、大工の父が作った道具を手に、神社の暗がりで夜ごと体をいじめ抜く。誰も見ていない場所で積んだものがやがて実力に変わり、弱小チームのキャプテンに指名される。折れた指のまま投げ抜いた先で待つのは、宿敵との死闘。魔球も天才も出てこない。泥まみれの練習と、代替わりしていく四人の主将それぞれのやり方だけで話が進んでいく。谷口、丸井、イガラシ、近藤。受け継がれるのは技術ではなく、背中で引っ張る覚悟！

## この漫画を読むのに向いている人

- 魔球も超人的なプレーも出てこない、**地道な練習の積み上げだけで前に進む野球の話**を読みたい人
- 部活や仕事で人をまとめる立場になり、**自分なりの引っ張り方**が見つからず立ち止まっている人
- 才能ひとつで勝ち上がる話より、**うまくいかない自分がじわじわ変わっていく過程**を追いたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **必殺技や派手な決め球**で試合が一気にひっくり返る展開を求めて、スポーツ漫画を手に取る人
- 今の感覚から離れた**昭和の部活そのままの猛練習**が苦手で、読み進めるうちに息苦しくなる人
- **きれいに畳まれた結末**を求めていて、終盤が急ぎ足で閉じる作品だと物足りなく感じる人

## 良い所

- 魔球も超人プレイもなくて、どこにでもいる中学生が泥だらけで練習するだけ。なのに谷口が一人でこっそり積み上げた**影の努力**のところは、何度読んでも目が熱くなります。
- 主将が代替わりしていく作りに驚いた。谷口、丸井、イガラシ、近藤で引っ張り方がまるで違う。**同じチームなのに毎回違う物語**が始まる感じで、どの代も飽きずに読めた。
- 探せばそのへんにいそうな野球少年ばかりが出てくる。負けて悔しがって、また練習する。その繰り返しだけで話が進むのに、**等身大のスポ根**というやつがこんなに刺さるとは思わなかった。
- 読み終えて寂しくなった。かっこ悪い姿ばかりなのに、そのかっこ悪さがどうしようもなくまぶしい。**青春の一番大事なところ**だけを取り出して詰めたような一作だと思う。
- 絵はあっさりしている。でも一コマ止めて見ると、選手の体つきも動きの速さも線から伝わってくるから驚く。**削りきったシンプルさ**は誰にでも描けるものではないはず。

## 悪い所

- 三代目の代に入ったあたりから、絵の線が荒れてコマのつながりも雑になる。気持ちの積み重ねが飛ばされていて、**途中で別の漫画になった**ような戸惑いが残った。
- 終盤が打ち切りのように途切れる。大会の途中でふっと話が消えてしまい、**幕引きらしい幕引きがない**まま終わったのが心残り。作者の体調のせいだと後から知り、納得はしても残念な気持ちは消えない。
- 中学生が夜中まで走らされる場面が続き、正直引いてしまった。今の感覚だと**ブラック部活そのもの**にしか見えず、力尽きるまで追い込む描き方には乗れなかった。
- 読んでいて引っかかったのは野球の描き方。ピッチャーの立つ盛り土がなく、走者が動き出すと塁の間もやけに縮む。**公式戦なのに草野球の空気**が漂うのが惜しい。
- 四代目の代に入ると初期の顔ぶれがほとんど消えてしまう。試合の熱もどこか下がって見えて、前の代から追ってきた身には**チームの温度差**がさみしく映った。
