# デビルズライン

## 基本情報

- 著者: 花田陵
- 連載: 月刊モーニングtwo
- ジャンル: 恋愛、サスペンス、ダークファンタジー
- 評価: 8.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月02日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/75b099f6-731e-4ab6-8b27-75a72a5d8d4c

## あらすじ

血を見たり強い興奮に飲まれたりすると、人を襲ってしまう「鬼」。彼らは正体を隠したまま、現代の日本で静かに暮らしていた。人と鬼のあいだに生まれた安斎結貴は、その吸血欲を誰より嫌いながら、鬼がらみの事件を追う警察官として働いている。連続吸血殺人を追う最中に出会ったのが、大学院生の平つかさ。惹かれ合うほどに安斎の中の鬼は目を覚まし、いちばん傷つけたくない相手を前に牙を抑え込もうとする。やがて鬼を根絶やしにしようと企む組織が動き出し、その存在が世間に知れ渡って排斥の声が広がっていく。それでも二人は、人と鬼が同じ街で生きる明日をあきらめない。牙と体温がせめぎ合う、痛いほどまっすぐなラブサスペンス！

## この漫画を読むのに向いている人

- **人と異種が同じ社会で暮らす前提**の物語で、両者の温度差やすれ違いをじっくり味わいたい人
- 硬派な青年漫画の骨太さと、**少女漫画のような胸キュン展開**が同じ話の中に同居していてほしい人
- **張った伏線がきちんと回収される構成**を求めていて、話の筋を追う楽しさを大事にしたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **人体のバランスや遠近感の崩れ**が気になると、話の中身まで入り込めなくなってしまう人
- 序盤から**展開の速さに置いていかれる**のが苦手で、一場面ずつじっくり丁寧に描く作品を好む人
- 物語の後半で**社会的なテーマの比重が増える**タイプの話を、重たく感じてしまいやすい人

## 良い所

- はじめは似た設定の作品を思い浮かべながら読んでいたのですが、こちらは**人と鬼が同じ社会で暮らす前提**で話が進みます。鬼の側の葛藤も人間側の温度差も込み入っていて、恋の要素も邪魔になりません。
- 正直、最初は絵柄が受け付けませんでした。それでも読むうちに作画は上がり、何より話がよくできているので気にならなくなります。**吸血鬼という形で描かれる人のエゴ**から、途中で目が離せなくなりました。
- 無料分の多さにつられて興味本位で開いたら、すっかりハマってしまいました。**ハーフの鬼が人と付き合い結婚するまでの現実**が言葉でも絵でも丁寧に描かれ、鬼として生きるしんどさが胸まで刺さってきます。
- たまに画面がごちゃっとする箇所はありますが、中身が良すぎてどうでもよくなりました。**張った伏線がきちんと回収される安心感**があって、読者を置いていきません。脇のキャラまで輪郭がはっきりしています。
- 硬派な青年漫画だと思って開いたら、少女漫画顔負けの胸キュン展開まで入っていて驚きました。そのうえで**「人間とは何か」という問いを正面から置く**構えがあり、話も世界の作りも夢中で追いかけています。

## 悪い所

- 話も雰囲気も好きなのですが、上半身や全身が映る場面になると頭が大きすぎたり手が小さすぎたりします。**遠近感と人体バランスの崩れ**がどうしても目につき、せっかくの空気が台無しに感じました。
- 序盤の展開は面白かったのに、後半になると作者の思想なのかマイノリティを扱う話が増えていきます。**終盤に向けて焦点がぼやける感じ**があり、結局何がしたかったのか掴めないまま読み終えました。
- ストーリーは良いと思うんです。ただ序盤から**展開が早すぎて話が頭に入ってこない**感覚が続きました。もう少し一つ一つの場面を煮詰めてから出してくれたら、もっと良い漫画になったのになと思います。
- 絵は綺麗ですが血の描写が多いので、そこは覚悟が要ります。個人的にはヒロインが好みではなく、**危ない目に遭っても声も上げない反応**が謎でした。それがもとで主人公に甘えるくだりも腑に落ちません。
- シリアスとユーモアの切り替えは絶妙で、かなり好きな作品でした。それでも星はひとつ減らします。絵が最後まで好きになりきれなかったのと、**締めのこれ見よがしなエピローグ演出**が残念でした。
