# 社畜と少女の１８００日

## 基本情報

- 著者: 板場広志
- 連載: 週刊漫画TIMES
- ジャンル: 人間ドラマ、青年マンガ、ファミリー・子育て
- 評価: 8.8/10
- 最終更新日: 2026年04月26日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/7b97a5be-0dec-45ba-95d9-a70fc9a2cc1e

## あらすじ

仕事に殺されそうな社畜サラリーマン・東根の前に現れたのは、亡き親友の娘・優里だった。突然始まった、疲れ果てた男と孤独な少女の共同生活。1800日という限られた時間の中で、二人は何を分かち合い、どう変わっていくのか。板場広志が繊細に描き出す、不器用な二人の心の再生と、美しくも切ない成長の物語が開幕！

## この漫画を読むのに向いている人

- 血のつながりを超えて少しずつ家族になっていく、**温かな絆の物語**にじんわり泣かされたい人
- 仕事でボロボロになった人が、温かな日常の中で**そっと救われるような感覚**を求めて読む人
- 派手な展開より、日々のさりげない出来事や**細やかな感情の機微**をじっくり味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 大人と子どもが同居するという設定そのものに、**どうしても倫理的な抵抗感**を覚えてしまう人
- 日常がゆっくり進む静かな作品より、**大きな事件や予測できない展開**のある物語を好む人
- 感情の積み重ねをじっくり追うより、**テンポよく起伏のある展開**を楽しみながら読みたい人

## 良い所

- **優里ちゃんの健気さと、東根さんが少しずつ「父親」になっていく過程**に、毎話のように涙が止まりませんでした。血の繋がりを超えた、深い愛と信頼の形に、本当の家族とは何かを教わった気がします。
- 東根さんの**社畜としてのリアルな苦悩と、家での優里ちゃんとの安らぎのコントラスト**が本当に素晴らしい。仕事でボロボロになった自分も、この漫画を読むことで一緒に救われているような、温かい気持ちになれました。
- **「1800日」という期限が最初から示されている切なさ**が、何気ない日常のシーンを一瞬一瞬、宝石のように輝かせています。二人の会話の一つ一つを、大切に、噛みしめるように読み進めたくなる名作です。
- 板場先生の**柔らかくも芯のある絵柄**が、物語の繊細な空気感と完璧にマッチしています。キャラクターのふとした表情だけで感情が伝わってきて、セリフ以上の想いが心にダイレクトに届く、稀有な読書体験でした。
- **ラストシーンの美しさと納得感**には、本当に心が震えました。長い時間をかけて丁寧に積み上げてきた二人の絆が、最高の形で結実した結末。読み終えた後、温かい多幸感でしばらく動けなくなるほどでした。

## 悪い所

- **主人公と少女の年齢差や同居という設定**に対して、どうしても倫理的な不安や嫌悪感を抱いてしまう人がいるかもしれません。非常に健全で誠実な物語ですが、設定そのものがハードルになってしまうのは勿体ない。
- 物語が**日常の積み重ねに重きを置いている**ため、大きな事件や劇的な展開を期待すると、少しテンポが遅くて退屈に感じてしまう時期があるかも。じっくりと感情の機微を味わうための、かなり静かな作品です。
- 東根さんの**仕事環境がブラックすぎて、読んでいて自分の仕事の辛さを思い出してしまい**、少ししんどくなる場面がありました。癒やしを求めて読んでいるのに、現実の厳しさを突きつけられるような感覚に。
- **優里ちゃんの「子供らしからぬ物分かりの良さ」**が、たまにリアリティを欠いているように見えてしまうことがありました。もう少しわがままを言ってもいいのに、と彼女の健気さが逆に痛々しく感じてしまうことも。
- 物語の後半、**1800日の終わりが近づくにつれての展開が少し急ぎ足**に感じられ、もっと二人の何気ない日々をいつまでも見ていたかったという寂しさが。終わってほしくないという、ファンとしての切ない不満です。
