# ハチミツとクローバー

## 基本情報

- 著者: 羽海野チカ
- 連載: ヤングアニマル
- ジャンル: 恋愛、群像劇、日常、青春
- 評価: 9.4/10
- 最終更新日: 2026年04月26日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/7d1400fa-3edd-4216-8e34-f2fb2ecbf4de

## あらすじ

ボロアパートに住む貧乏美大生・竹本たちの前に現れたのは、才能溢れる小さな少女・はぐみだった。全員が誰かに片想いし、全員が自分の居場所と才能に迷い、足掻く。キラキラしていながらも、どこか切なくて苦しい、そんな「青春」の時間を、羽海野チカが繊細な言葉と筆致で描き出した群像劇の傑作！

## この漫画を読むのに向いている人

- 全員の想いが届かない**切なすぎる恋愛群像劇**に、自分の青春の記憶を重ねながら泣きたい人
- **「才能の壁」に苦しみながら自分を探す若者の姿**に、何者かになろうとする自分を重ねたい人
- 優しいユーモアと深い切なさが共存する、**美大を舞台にした繊細な青春の世界観**が好きな人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 才能への劣等感や将来の不安など、**物語の底に流れる苦しさ**に精神的に疲れてしまいやすい人
- 登場人物の才能や価値観が特殊すぎて、**彼らの悩みや行動に共感やリアリティ**を感じにくい人
- 届かない片想いが延々と続く構成より、**スッキリした恋愛の進展や結末**を期待して読みたい人

## 良い所

- **「全員片想い」という設定が切なすぎて**、登場人物たちの届かない想いに、自分の青春時代の記憶が重なって何度も号泣しました。羽海野先生の綴る、心臓の奥を優しく撫でるようなモノローグの一つ一つが宝物です。
- 美大という特殊な場所で、**「才能」という巨大な壁にぶつかりながら自分を探す竹本くん**の姿に、今の自分自身が重なって勇気をもらえました。何者にもなれない焦りと、それでも進む強さに、魂が震えるほどの共感を感じます。
- **真山、山田、理花さんの、終わらない、しかし終わらせなければならない片想い**。あの雨の中のシーンや、自転車で走り出す瞬間の描写の美しさは、漫画の歴史に残る名シーンだと言っても過言ではありません。
- **ギャグパートのバカバカしさと、シリアスパートの切なさのバランス**が神がかっています！ローマイヤー先輩のネタで笑った直後に、はぐちゃんの孤独に涙する。感情がこれほどまでに揺さぶられる漫画は他にありません。
- 全10巻を通して、**「幸せになってほしい」と願うことの尊さ**を教えてもらいました。最終回の、あのパンの耳のシーン。あれほどまでに静かで、美しく、希望に満ちたラストシーンに、人生のすべてが救われた気がしました。

## 悪い所

- 青春のキラキラした部分だけでなく、**才能への劣等感や孤独、将来への不安などの「苦しさ」**が物語の底に常に流れているため、人によっては読んでいて非常に疲れてしまう可能性があります。かなり精神力を削られる作品です。
- **登場人物たちが皆、どこか極端な才能や価値観を持っている**ため、一般人の感覚からすると、彼らの行動や悩みが少し現実離れしていて、完全に共感しきれない場面があるかもしれません。少し「選ばれた人たち」の世界です。
- **恋愛模様が終始もどかしく、はっきりとした決着がつかない**まま終わってしまう関係も多いため、王道のハッピーエンドや両想いのカタルシスを求めている人には、かなりの消化不良感を与えてしまう可能性があります。
- **羽海野先生特有の、情報量が多くてポエムチックなモノローグ**が、苦手な人には少し鼻につくというか、過剰に演出されているように感じてしまうかも。静かに物語を追いたい人には、少し言葉が多すぎると映るかもしれません。
- **物語の後半、はぐちゃんに起きた出来事の展開**が、あまりに過酷すぎて受け入れがたいと感じる時期がありました。青春群像劇の枠を超えて、人生の試練が重すぎて、読んでいて息が詰まるような苦しさを味わうことも。
