レビュー著者: 漫画よしあし
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ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン
完結著者: 荒木飛呂彦
連載: 週刊少年ジャンプ
評価: 4.3/10
あらすじ
2011年のフロリダ。空条徐倫はドライブ中の事故をきっかけに、身に覚えのない罪を着せられ、海に囲まれた刑務所へ送られる。面会に来た父から渡されたペンダントの欠片が、体を糸に変えて操るスタンドを目覚めさせた。ところが父は、刑務所付きの神父が仕掛けた罠にはまり、記憶も能力もDISCとして抜き取られて眠りに落ちてしまう。父を取り戻すため、徐倫は檻の中で出会った仲間と手を組み、次々と送り込まれる刺客に立ち向かう。逃げ場のない石の海で、シリーズ初の女性主人公が自分の手で自由をつかみにいく、100年越しの因縁に決着をつける最終決戦!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 見た目の派手さだけでなく、能力バトルの読み合いと発想の広さをじっくり読み解くのが好きな人
- 理不尽な冤罪から立ち上がる女性主人公の強さに、心を寄せてまっすぐ応援しながら読みたい人
- 長い年月をまたいだ因縁の決着を、シリーズを追ってきた区切りとしてしっかり見届けたい人
向いていない人
- 込み入った能力バトルの理屈を追いかけるのが、読んでいるうちに負担になってしまう人
- 主人公が最後に必ず勝つという少年漫画らしい安心感を、いちばんの拠りどころにして読む人
- 逃げ場のない場所の重苦しさが続く作風より、明るく開けた空気の冒険譚をのびのび読みたい人
良い感想・レビュー
- 容赦ない暴力を描きながら、ふっと笑える場面が挟まる呼吸が好きだ。誰が主人公か分からないほど脇の面々が立っているので、敵側のページも味方側のページも読み飛ばせなかった。
- シリーズ初の女性主人公と身構えていましたが、徐倫はかわいくて熱くてかっこいい人でした。糸のスタンドの使い道の広さには毎回感心させられて、戦うたびに好きになっていきます。
- 連載で追っていた頃は終わり方に消化不良が残りましたが、通しで読み返すと印象がまるで違います。血の因縁をきれいに断ち切る結末に、不足も不満もなくすがすがしさだけが残りました。
- 人ではないものが仲間に加わる発想が好きで、出てくるたびに嬉しくなりました。犯人捜しの問いの立て方も引っかけになっていて、シリーズの柱だった人間讃歌が生命そのものへの讃歌まで広がっています。
- 理不尽な冤罪から始まるのに、主人公は嘆くだけで終わらず、自分の意思で戦う自由へ変えていく。目眩がしそうな疾走感のまま最後まで押し切られて、読み終えた今も熱が引かない。
悪い感想・レビュー
- スタンド能力が複雑になった分、絵まで込み入っていて何が起きているのか掴みきれません。話そのものは面白いので読み進めましたが、バトルの理屈の難解さには何度読んでも降参です。
- 爽快感より閉塞感が勝つ作風は、正直に言うと私には合わなかった。少年漫画に期待していた主人公が最後に勝つという安心感をわざと壊してくる作りで、読後にもやもやが澱のように残る。
- 敵の能力がぶっ飛びすぎていて、一度読んだだけではなぜ勝てたのかが飲み込めませんでした。説明を検索しないと追いつけない密度で、同じ場面を何度も読み返すはめになります。
- 物語が抽象的な方向へ広がっていくにつれ、作者だけが満足して読者は置いていかれる感じが拭えない。もともとそういう漫画だと分かってはいても、途中で足が止まる読者はいると思う。
- 時間を加速させる力の強さには唸らされたのに、ラスボス本人はどこまでも小物っぽさが抜けないのが惜しかったです。終盤の解説も読み飛ばすと迷子になるので、勢いまかせでは追いつけません。









