# 大正ロマンチカ

## 基本情報

- 著者: 小田原みづえ
- 連載: ネクストF
- ジャンル: 身分差、少女漫画、アンティーク、ラブストーリー、歴史・時代物
- 評価: 8.3/10
- 最終更新日: 2026年08月19日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/8cbc1033-3e27-40f3-9c17-9516d1f3a7b1

## あらすじ

時は大正。亡き父が遺したブローチを取り戻したい一心で、滝川明は公爵邸の門をたたく。出迎えたのは、アンティーク貿易のため日本に滞在する大英国の貴族レイだった。形見を返す代わりに差し出された条件は、女性避けのためのお嫁さん役。利害だけで結んだ契約のはずが、紳士なのに時々甘くからかってくるレイに触れて、明の胸は勝手に騒ぎ出す。けれど二人の前には皇太子の策略、贋作をめぐる噂、王位継承や政略結婚と、身分と国境の壁が次々に立ちはだかる。父の死の真相を追う謎の富豪まで現れ、恋の話はいつのまにか国をまたぐ大きな謀へ転がっていく。笑って泣いて、最後に本物の誓いへたどり着く大正の恋！

## この漫画を読むのに向いている人

- 大正の街と洋館が入り混じる**レトロな空気**にひたりながら、身分違いの恋にどきどきしたい人
- 甘い恋だけで終わらず、**贋作をめぐる謎解きや国をまたぐ陰謀**まで一気に味わいたい人
- アンティークの豆知識を挟みつつ、丁寧に描き込まれた**古い家具や装飾**をじっくりながめたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 着物や髪型、言葉づかいの**時代の再現**にこだわりがあり、ゆるい作りが気になってしまう人
- すれ違いや大きな障害が長く続く**じれじれした恋の道のり**を、待つのが苦手な人
- 運命的な出会いから始まる**王道の少女漫画らしい流れ**を、なぞりに感じてしまう人

## 良い所

- アンティークの話が合間に挟まる**豆知識コーナー**が親切で、何も知らない私でも中身がすっと入ってきました。手の込んだ家具まで丁寧に描き込まれていて、そこに驚かされます。
- 女の子は可愛いし、男性陣はとにかく格好いい。そのうえ**線の丁寧さ**が段違いで、話の運びまで面白い。すっかりこの先生のファンになって、単行本をまとめ買いした。
- 大正の空気が好きな私にはど真ん中です。きらびやかな暮らしの裏で**事件の匂い**が漂うので飽きが来ません。周りの人たちまで良い顔をしていて好きです。
- 明のまっすぐで芯の強いところに惹かれて、自分もこうありたいと思わされた。女性の扱いが上手いはずのレイが、明の前でだけ**余裕を失う**。やきもちを焼く姿にきゅんとくる。
- 軽い気持ちで開いたら、贋作の裏取引に王族をねらう事件まで絡んできて一気読みだった。恋の話だと思っていたのに、いつのまにか**国をまたぐ壮大な騒ぎ**。

## 悪い所

- 恋の部分はきゅんとします。ただ髪型も服も言葉づかいも**時代の詰めが甘く**、気になり出すと話が頭に入ってきません。大正と名乗るならもう少し寄せてほしかったです。
- 何ページか読み飛ばしたのかと思う唐突な登場に、誤解、窃盗の濡れ衣、そして川へ落ちる流れ。王道というより**なぞりの展開**で、読まされている感覚が抜けなかった。
- 人の振る舞いがどう見ても今どきで、**短くて薄い袴**にはがっかりした。大正と置かずに現代でアンティーク好きの主人公にしておけば、まだ素直に楽しめたと思う。
- はじめの方の面白さがどこかへ行ってしまいました。婚約者の問題がいつまでも片づかず、**足踏みの続く展開**を追うのが正直しんどいです。謎の男の正体も見えてきません。
- 二人の間に横たわる問題が大きすぎて、なかなか幸せな方へ転がりません。ところどころのじゃれ合いは楽しいのに、**手放しで喜べない切なさ**がずっと残ります。
