# 柔道部物語

## 基本情報

- 著者: 小林まこと
- 連載: 週刊ヤングマガジン
- ジャンル: 青年漫画、スポーツ漫画、柔道、学園・部活コメディ
- 評価: 9.3/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月19日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/8d442889-5a01-4451-bf50-94460ff8cbac

## あらすじ

寿司屋の息子で吹奏楽をやっていた優等生が、先輩の甘い言葉に乗せられて高校の柔道部へ足を踏み入れる。ところが仮入部が終わったとたん先輩の態度は一変し、理不尽なしごきとうさぎ跳び、丸刈りが待っていた。騙された悔しさと負けん気だけを頼りに畳へ残った少年は、飄々とした監督の型破りな指導のもとで背負い投げを身につけ、県大会で鮮やかな一本をもぎ取る。天才と呼ばれた相手を倒し、宿敵校を破り、やがて全国の頂点に君臨する怪物と向き合うまで、勝ったり負けたりを繰り返しながら強くなっていく。汗と泥と、腹を抱える笑いが同じ密度で詰め込まれ、読み終わるころには自分まで部室の隅に座っていた気分になる。バカバカしくて熱い、高校柔道三年間の全力疾走！

## この漫画を読むのに向いている人

- 初心者が一直線に無敵になるのではなく、**勝ったり負けたりしながら少しずつ強くなる過程**をじっくり追いかけたい人
- 汗くさい部活の熱さと、**腹を抱えて笑えるバカ騒ぎが同じ密度で同居する話**をまとめて味わいたい人
- 重たい物語に疲れていて、**ほどよい苦しみの先にちゃんと勝利が待つ展開**の作品でカラッと明るくなりたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 昔の部活にあった**今の感覚では問題になりそうな上下関係の描写**が出てくると、読み進めづらくなる人
- 汗と根性で押し切る**男くささ一色で進む部活の空気**が続くと、途中で置いていかれてしまう人
- 主人公だけでなく敵役についても、**過去や心情まで深く掘り下げた物語**でないと物足りない人

## 良い所

- 初心者が駆け上がる話はよくあるが、この作品は**強くなったと思った次の試合であっさり負ける危うさ**まで描く。だから急成長に嘘くささがなく、勝敗のたびに胃がきゅっとなった。
- 最近ではあまり見かけない癖の強い濃い絵柄が好みで、**お腹が痛くなるまで笑わせてくる部活のバカ騒ぎ**にやられました。妙な部員ばかりで、脱線した場面ほど繰り返し眺めています。
- 主人公が悩みすぎないので、重たい覚悟なしに読めます。**ほどよく苦しんだ先にちゃんと勝たせてくれるストーリー運び**だから、読み終わるとカラッと明るい気持ちになれる一本です。
- 合宿から全国の舞台、宿敵との決着まで見せ場がぎっしり詰まっている。**主人公が作者の別作品に脇役として顔を出す遊び心**もうれしく、読み終えてもこの連中とまだ付き合っていたくなる。
- 長く別の競技をやってきた僕には、この**古臭い体育会系のノリをリアルとコミカルの両面から描き出す間合い**がたまりません。バカバカしいのに、どこかで自分の部活を思い出して笑ってしまいます。

## 悪い所

- 絵も投げ技の迫力も文句なしなのに、**最後に立ちはだかる強敵の過去や努力がほとんど描かれない**のはもったいない。あれだけの壁役なら、そこに至るまでの日々をもっと読みたかった。
- 大一番で主人公が**逃げ腰のまま時間を使って勝ちにいく場面**があり、応援していた分だけ気持ちが冷めた。今の基準なら反則を取られそうで、そこは潔くないと感じる。
- 懐かしさより先に、**今なら問題になりそうなやり取りが次々出てくる息苦しさ**が来ます。時代物として割り切れる人はいいのですが、若い読み手がどう受け取るかは正直わかりません。
- 熱血一辺倒の**汗と根性で押し切る濃すぎる男くささ**が全編に満ちていて、そこに乗れないと最後まで置いていかれます。周りでも女性の読み手にはあまり出会えていません。
- 新入りを甘い言葉で入れておいて、**上級生が一年の頭を好きな物で殴ってよい日**という慣習が出てくる。うさぎ跳びや丸刈りの強制も含め、笑い話として読むには今はもう厳しい。
