# 首都高SPL

## 基本情報

- 著者: 楠みちはる
- 連載: 月刊ヤングマガジン
- ジャンル: 青年漫画、人間ドラマ、カーバトル
- 評価: 8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年10月23日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/8f4d33e1-ba94-450b-a1c1-a592a0d5b6b7

## あらすじ

埼玉でGT-R専門のチューニングショップを営む工藤圭介は、腕利きとして知られながらも、毎日にどこか物足りなさを抱えていた。ある日、首都高でうわさの銀色のポルシェターボに出会い、その速さと乗り手の若さに打ちのめされる。胸の奥で眠っていた走りへの熱がよみがえり、工藤はかつて自分が仕上げた幻のGT-Rを探し出して買い戻す。周りからは「もうそんな時代じゃない」と諭されても、マシンづくりの手は止まらない。やがて旧友の映画監督が持ちかける車の映画づくりに巻き込まれていく。かつて負けた相手との決着や、若いころ手放したGT-Rとの再会も待っている。義理の娘も、脚本を書くなかで自分の才能に気づいていく。若い走りに火をつけられた大人が、もう一度アクセルを踏み込む首都高ドラマ！

## この漫画を読むのに向いている人

- 車の話を入り口に、**人生や仕事への向き合い方**をじっくり考えさせてくれる、名言の多い漫画を読みたい人
- 車を持っていなくても、**夜の高速を走りたくなるような迫力ある走りの描写**を、漫画でたっぷり味わいたい人
- 車にそれほど詳しくなくても、**若い世代に火をつけられた大人がもう一度走り出す**物語に、自分を重ねてみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 人生訓やドラマよりも、**本格的なチューニング漫画**として車いじりや走りの描写を何より求める人
- **車好きの大人たちが語る人生訓**をたっぷり聞かされると、うさんくさく感じて冷めてしまう人
- 登場する女性の描かれ方が**水商売の人ばかりに偏っている**点が、どうしても気になってしまう人

## 良い所

- 車を題材にした物語でありながら、登場人物たちが物事を突きつめ、**体験を通して考えを深めていく姿勢**に引きつけられます。まさに人生の参考書と呼びたくなる作品です。
- 車を持っていなくても、**夜の首都高を走りたくなる**漫画だ。詩のように描かれる高速の景色があって、そこを駆け抜けるGT-Rはいつ見ても迫力がありすぎる。
- 前のシリーズでは若者が主人公だったが、今作は**若さにひかれて活力をもらう大人の側**が主役という逆転の物語だ。車にあまり興味がなくても、人生の物語を読みたい人にはこちらのほうがおもしろいと思う。
- 作中で語られる**「ピントが合う・ズレる」という感覚**がとても大事だと思う。運転で事故やトラブルが起きるのは、たいていピントがどこかズレているとき。仕事でも遊びでも同じだ。
- この作者は**車の扱いが抜群にうまい**。GT-Rを描かせたら日本一じゃないかと思うほどで、どうしてこの人の作品にはこんなに引き込まれるのか、自分でも不思議になる。

## 悪い所

- おもしろいのは前半まで。後半も漫画としては楽しめるものの、**クルマ好きの目で読むと雑味が多い**。クルマが出てきてもワクワクはせず、前半ほどのおもしろさはなかった。
- 同じ作者の前のシリーズと比べると、途中から**だんだん飽きがくる**。車漫画のおもしろさは、フルチューンした車のように危ういバランスで成り立っているのだと感じた。
- 車を入り口に、人生のうんちくを考えさせる漫画だ。心に響く言葉は多いが、**本格的なチューニング漫画として読むとおもしろくない**だろう。中年たちの重いセリフは、還暦を過ぎないとわからないかもしれない。
- GT-Rのような車に興味がないと、**車好きのおじさんたちの人生訓をたっぷり聞かされる漫画**に見えてしまう。生存バイアスっぽくてうさんくさいけれど、なんだかおもしろい。
- 話はおもしろい。でも、**出てくる女性が水商売の人ばかり**なのは、ちょっと引っかかる。この作者の女性の引き出しはそれしかないのかと思ってしまう。まあ、それはそれでいいのだけれど。
