# KATSU!

## 基本情報

- 著者: あだち充
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: 少年漫画、ボクシング、スポーツ、ラブコメ
- 評価: 8/10
- 最終更新日: 2026年10月05日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/8fc80110-d089-491e-a7bd-1d0035aa990f

## あらすじ

同じクラスの水谷香月と、名前の読みが同じ。それだけの理由で、里山活樹は彼女の父が営むボクシングジムに入った。ところが香月本人はボクシング嫌いで、下心からの入会は早くも空振りに終わりそうになる。そんなとき、ひょんなことから香月とスパーリングをすることになり、活樹に眠っていたとんでもない才能が顔を覗かせてしまう。育ての父はかつて無敗を誇った元プロボクサー。その父をコーチに迎え、活樹は本気でリングに上がる道を歩き出す。甲子園の優勝投手から転向してきた天才・岬新一も現れ、恋もリングのライバル争いも一気に騒がしくなる。ボクシング嫌いの天才少女と、不純な動機で始めた少年。好きな子の隣に立つために拳を握る、ボクシング青春ラブコメ！

## この漫画を読むのに向いている人

- **さっぱりしていて媚びないヒロイン**が好きで、強い女の子が主役級に活躍する話を読みたい人
- **軽い気持ちで始めたことに本気になっていく**、まっすぐな成長の物語をじっくり追いかけたい人
- 試合だけでなく、**物語に関係ない風景や季節の描写**まで含めた、あだち充らしい空気をのんびり味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 物語の最後には、張った伏線が**きっちり回収される結末**を求めていて、急ぎ足の幕引きが気になる人
- 主人公の**努力がしっかり見えてから強くなる**流れが好きで、素質頼みの勝ち方には納得しにくい人
- **血筋や才能にまつわる設定**が物語の中心になり、後半に情報が次々と詰め込まれる展開が苦手な人

## 良い所

- あだち作品のお父さんといえば、ちゃらんぽらんな人が多い印象でした。この作品の父親は人物像までしっかり掘り下げられていて、**多少ちゃらんぽらんなのにかっこいい**ところが好きです。
- あだち充の描く女の子はさっぱりしていて好きです。ボクシングをやるからといって**男っぽくなるわけでもなく、カマトトぶらない**ところが読んでいて気持ちいいです。
- 軽い気持ちで始めたボクシングに、**本気で向き合っていく過程**が丁寧に描かれている。序盤から基礎をこつこつ積み重ねる姿と、まわりとの関係の変わり方が印象に残る。まっすぐな成長を追いかけるのが楽しい。
- ヒロインが可愛すぎます。最初から良妻肌で嫉妬深いところがたまりません。**物語に直接関係のない風景や季節の描写**はあだち充の真骨頂なので、そこもぜひ感じてほしいです。
- 本格的にボクシングへ巻き込まれていく主人公の姿がなんとも面白い。**巻き込まれ型の話運び**は、あだち充先生ならではの発想かも。いつもの作品よりテンポもいい。

## 悪い所

- 結局いろいろ回収されないまま、**慌ただしく畳んで終わってしまった**。ライバルの一人がその後どうなったのかもわからずじまい。この畳み方はよくないなあと思う。
- 主人公が何を考えているのか、いまいちつかめません。**努力している様子が見えないのに素質で強くなる**のは、ちょっと納得しにくいです。ヒロインを主役として読むと、かなり深いのですが。
- 話をどう広げるのかと思ったら、**出生の秘密というおなじみのネタ**に向かっていきました。この手の展開は正直つまらない気がします。予想どおりに進むのか気になって、続きは読みますが。
- 後半はいろいろ詰め込まれていて、途中で混乱しました。**たくさんの登場人物それぞれに設定を盛り込みすぎ**ていて、そこまで必要だったのかなあと思います。
- 赤松隆介が天才ボクサーなのはわかるけれど、物語がそこにこだわりすぎている。まわりの誰もが**過去の天才の幻影ばかり追いかけて**いて、目の前の活樹をちゃんと見ていない。
