# リモート

## 基本情報

- 著者: 天樹征丸、こしばてつや
- 連載: 週刊ヤングマガジン
- ジャンル: 警察、推理、バディ、サスペンス
- 評価: 6.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月06日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/90390405-aedf-4064-89e5-16ca3168f6ef

## あらすじ

地下室から一歩も出ない天才刑事と、寿退社を間近に控えた平凡な婦警。警視庁の片隅にある、行き場をなくした凶悪事件だけが回されてくる特命部署。そこで二人をつなぐのは携帯電話一本きり。現場に立って血の匂いを嗅ぐのがくるみ、地下から声だけで彼女を動かすのが氷室だ。ピエロが笑う連続殺人、爆弾で封じられた学園、犯人が残していく解けない暗号。理不尽な命令に腹を立てながらも指示どおりに走るうち、くるみは氷室が抱えこんだ古い傷に気づいていく。彼から婚約者を奪った殺人鬼スネイルの影は、まだ消えていない。顔を合わせないまま声だけでつながった、いびつで熱い相棒関係！

## この漫画を読むのに向いている人

- 地下から指示を出す側と現場で走る側にきっぱり役割が分かれた、**電話一本でつながる遠隔捜査**を味わいたい人
- 犯人が残す暗号や見立てを自分でも解きながら読みたい、**謎解きが主役の本格ミステリー**を求めている人
- 危険な事件を重ねるうちに**離れて働く二人の距離がゆっくり変わっていく過程**まで見届けたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- むごたらしい死体や露骨な肌の露出が苦手で、**青年誌らしい生々しい描写**は避けて読みたい人
- 実写化作品の明るい空気を期待していて、**重い動機と後味の悪さが残る事件**には付き合いたくない人
- 絵のうまさから作品に入っていくたちで、**荒さの目立つ作画とシリアスな筋の落差**が気になってしまう人

## 良い所

- 犯人から次々に送りつけられる暗号を、必死に紙に書き出して解いた覚えがある。**謎そのものを解く楽しさで引っ張る作り**なので、ピエロが笑う連続殺人の不気味さも最後まで追いかけられる。
- 引きこもりの天才警視が部屋を一歩も出ずに事件を片づけていく。**現場に立つ人間と推理する人間を切り分けた作り**が新しいし、原作の話の組み立てが安定していて運びに迷いがないのもよかった。
- 絵はお世辞にもうまくないのに、そのいびつさが犯人の不気味さと噛み合っている。**整いすぎない絵だからこそ滲む生理的な怖さ**があって、学園を舞台にしたサバイバル編は胸が苦しくなった。
- 爆弾で校内を占拠した犯人の叫びが、ずっと耳に残っている。犯人当てとしては物足りないのに、**動機の重さで押し切ってくる展開の力**があって、読み終える頃には不満がどこかへ消えていた。
- 謎解きだけの話かと思ったら、主人公の迷いや葛藤もきちんと描かれる。**色気とコミカルさをためらいなく混ぜる青年誌らしさ**もあるので、重い事件が続いても飽きが来ない。

## 悪い所

- 入れ替わりトリックに、事故で立ち寄った宿へ犯人が紛れ込む展開。原作者の代表作をそのままなぞったように見えて、**どこかで読んだ筋書きが続く物足りなさ**が最後まで消えなかった。
- 話は面白いはずなのに、絵がどうしても頭に入ってこない。張り詰めた場面で**脈絡なく下着を見せにくるアングル**が挟まるたび、気持ちが切れてしまってもったいない。
- サスペンスなのに絵が軽くて、事件の怖さが目減りしてしまう。ヒロインも**危機感の薄い言動で場をかき回すタイプ**で、身近にいたら苛立ちそうだと思いながら読んでいる。
- 実写ドラマのイメージで手を出すと面食らう。むごたらしい死体や女性の裸が容赦なく描かれていて、**お茶の間向けの空気とは程遠い生々しさ**に途中で読む手が鈍った。
- 刑事ものだからセリフと状況説明がとにかく多い。**説明台詞が画面を埋め尽くす読みづらさ**があって、ページをめくる形式の電子書籍だと目が滑ってなかなか先へ進まない。
