レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ
著者: 吉本浩二
連載: モーニング
ジャンル: エッセイ・ドキュメンタリー/青年マンガ/ギャグ・コメディ
評価: 8.2/10
あらすじ
ドキュメント漫画家として働く作者のこづかいは、二人目の子どもが生まれた途端に三割カットされ、月2万1000円になってしまった。大好物のお菓子ひと袋に321円を出せず、100円ショップへ走る日々。スーパーのフードコートを使い倒し、少ない持ち金で一番大きな幸せを探すうちに、話は作者の家計を離れていく。行き着いた先は、街に隠れた「こづかいの達人」たちへの取材だ。ポイントを極める人、駅のホームで一杯やる人、こづかい0円で暮らす人。しばりがあるからこそ湧いてくる知恵と、みみっちいのにやたら熱い情熱。セコくて貪欲で、なぜかまぶしく見えてくる大人たちの実録こづかいドキュメント!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 限られたお金の使い道を工夫する話が好きで、よその家計をのぞく面白さをじっくり味わいたい人
- 節約を我慢としてではなく、遊びのように楽しむ考え方に触れて、自分の暮らしにも取り入れたい人
- 本人たちに取材した実録ドキュメント漫画が好きで、実在する人の暮らしぶりをのぞいてみたい人
向いていない人
- お金の話に敏感で、切り詰めた暮らしぶりが延々と続くと気持ちが沈みやすいタイプの人
- 独特のこだわりを長々と語る大人たちの理屈に、素直にはうなずけないと感じてしまう人
- 家計の分け方や夫婦のやりとりのほうが気になってしまい、主人公に共感しづらいと感じる人
良い感想・レビュー
- 限られたお金で何を選び何をあきらめるか、その線引きが人によってまるで違っていました。簡単に手が届かないぶん些細な買い物を目いっぱい楽しんでいて、知恵で節約を楽しむ生き方がまぶしく見えます。
- 暇つぶしのつもりで開いたのに、新刊が出たらすぐ買うところまで来ています。他人のこづかいの使い道なんて普段は聞けないので、しばりがあるから生まれる楽しみを毎回のぞき見している気分。
- このテーマ、読んだあとわびしくならないかと構えていた。ところが自分の手の届く範囲でニコニコ生きている人たちばかりで、すっかり好感を持ってしまった。無料で読める機会があるならぜひ。
- 節約を扱う漫画は山ほどあるけれど、漫画としてちゃんと面白いのはこれくらいだと思う。ドキュメント漫画家としての取材の腕がそのまま出ていて、読み進めるほど熱量が上がっていく。
- 甘納豆の袋が321円で買えず、100円ショップの4個入りへ走る場面。あれは身につまされて苦笑いした。お菓子ひとつに悩む生々しさが積み重なるから、何度も読み返してしまう。
悪い感想・レビュー
- 奥さんが不憫でならない。眼鏡くらい買ってあげてほしいし、家族のために怒っている場面でも作者は自分の話ばかり。身勝手さが笑いより先に立つ回があって、素直に笑えなかった。
- 40を過ぎてお菓子が楽しみと言われても、だから?としか返せない。家にある扇風機の安売りではしゃぐあたりも子どものこづかい感覚で、わざと露悪的に描いているにしてもスベって見える。
- 駅のホームで缶を開ける話は、さすがにどうなのかと引いてしまった。わざと風変わりに振る舞って注目を集めているように見える回もあり、そこだけは乗り切れないまま。
- フードコートで水だけ飲んで長く居座る場面は、読んでいて切なくなった。あれだけ切り詰めているのにちょいちょいコンビニを使うのも、節約の筋が通らない気がしてしまう。
- タダの景色もタダの筋トレも楽しみのうち、という語りを最初は自虐ギャグとして読んでいた。本気だと気づいてからは笑いより先に寒さが来る。今の暮らしに不満があるときに開く本ではない。
良い感想・レビュー
- 限られたお金で何を選び何をあきらめるか、その線引きが人によってまるで違っていました。簡単に手が届かないぶん些細な買い物を目いっぱい楽しんでいて、知恵で節約を楽しむ生き方がまぶしく見えます。
- 暇つぶしのつもりで開いたのに、新刊が出たらすぐ買うところまで来ています。他人のこづかいの使い道なんて普段は聞けないので、しばりがあるから生まれる楽しみを毎回のぞき見している気分。
- このテーマ、読んだあとわびしくならないかと構えていた。ところが自分の手の届く範囲でニコニコ生きている人たちばかりで、すっかり好感を持ってしまった。無料で読める機会があるならぜひ。
- 節約を扱う漫画は山ほどあるけれど、漫画としてちゃんと面白いのはこれくらいだと思う。ドキュメント漫画家としての取材の腕がそのまま出ていて、読み進めるほど熱量が上がっていく。
- 甘納豆の袋が321円で買えず、100円ショップの4個入りへ走る場面。あれは身につまされて苦笑いした。お菓子ひとつに悩む生々しさが積み重なるから、何度も読み返してしまう。
悪い感想・レビュー
- 奥さんが不憫でならない。眼鏡くらい買ってあげてほしいし、家族のために怒っている場面でも作者は自分の話ばかり。身勝手さが笑いより先に立つ回があって、素直に笑えなかった。
- 40を過ぎてお菓子が楽しみと言われても、だから?としか返せない。家にある扇風機の安売りではしゃぐあたりも子どものこづかい感覚で、わざと露悪的に描いているにしてもスベって見える。
- 駅のホームで缶を開ける話は、さすがにどうなのかと引いてしまった。わざと風変わりに振る舞って注目を集めているように見える回もあり、そこだけは乗り切れないまま。
- フードコートで水だけ飲んで長く居座る場面は、読んでいて切なくなった。あれだけ切り詰めているのにちょいちょいコンビニを使うのも、節約の筋が通らない気がしてしまう。
- タダの景色もタダの筋トレも楽しみのうち、という語りを最初は自虐ギャグとして読んでいた。本気だと気づいてからは笑いより先に寒さが来る。今の暮らしに不満があるときに開く本ではない。










