# BE BLUES!〜青になれ〜

## 基本情報

- 著者: 田中モトユキ
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: 少年漫画、サッカー、スポーツ、青春
- 評価: 9.1/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月30日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/93080d00-3099-4fe2-abe0-aff9390b24f5

## あらすじ

日本代表になると本気で信じていた天才サッカー少年がいた。全国大会を目前にしたある日、幼なじみをかばって階段から転落し、競技どころか普通の暮らしすら危ぶまれる大けがを負ってしまう。長いリハビリの先でようやく戻ったピッチに、かつての速さもボールの感覚も残っていない。それでも彼は腐らず、広い視野と味方を活かすパスという新しい武器を、一から組み立てなおしていく。小学生から高校まで、たっぷり時間をかけて描かれる復活までの道のり。選手の立ち位置までしっかり追いかける試合は、読むこちらの呼吸まで上がってくる。夢を奪われた少年がもう一度あの青をつかみにいく、執念の再起譚！

## この漫画を読むのに向いている人

- けがで一度すべてを失った選手が**もう一度はい上がっていく再起の物語**を、じっくり読みたい人
- 選手の位置取りやボールの流れまで追える、**丁寧で緻密な試合描写**のサッカーものを求めている人
- 主人公だけでなく、その背中を追いかける**仲間たちの成長までしっかり描く長編**が好きな人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 短い巻数でさっと読み終えたくて、**大河のように長く続く連載**に付き合うのはしんどい人
- 試合がテンポよく進んでいく展開を望んでいて、**一試合を長くかけて描く進み方**が苦手な人
- 最後まできっちり畳まれた結末を求めていて、**余白を残したたたみ方**にもやもやしてしまう人

## 良い所

- 小学生から高校まで、ひとりの選手が長い時間をかけて描かれていく。**どん底からも腐らないメンタルの強さ**が最初の数話で見えてくるので、気づけば一緒に走っている気分になる。
- 夢を奪われるとはこんなに残酷なことなのかと思わされる。**リハビリの苦しさも心の揺れも省かない描き方**をするから、ピッチへ戻ってくる場面では視界がにじんでくる。
- 敵がどんどん強くなるだけのインフレがない。同じ相手と何度もぶつかり合う**積み重ねが効いてくる試合の組み立て**は、少年漫画としてかなり珍しい形だ。
- サッカーに詳しくなくても、敵味方の位置とボールの動きがちゃんと追える。**流れが目に浮かぶ試合の描き方**のおかげで、競技そのものが面白く思えてくる。
- これは主人公ひとりだけの復活劇ではない。**その背中に引っ張られた仲間たちの成長**まで描き切っていて、終盤の見せ場では不意打ちのように泣かされてしまう。

## 悪い所

- 長いあいだ追いかけてきただけに、**終盤の駆け足なたたみ方**はこたえる。行き先を描かれないまま置き去りにされた人物が、いまも何人か頭に残っている。
- 試合の進みがとにかく遅い漫画だ。毎週の連載で追いかけると**一試合に何ヶ月もかかる展開の遅さ**がしんどくなる。途中で失速したように見える時期も長く続く。
- 課題をひとつ乗り越えても、次の試合でその成果が見えてこない。**穴を掘っては埋めるような話の運び**に見えて、後半はずっと足踏みしている気分になる。
- 熱さはあるけれど、話の形はどこかで見たものをなぞっている気がする。**自分に酔ったような語り口**がだんだん鼻についてきて、最後まで作品と距離が縮まらない。
- 最終巻を閉じたときの淡白さに、少し拍子抜けする。**あとがきも余韻もないラストの一行**だけで長い連載が終わるのは、長く付き合った分だけ物足りない。
