# ボールルームへようこそ

## 基本情報

- 著者: 竹内友
- 連載: 月刊少年マガジン
- ジャンル: 少年マンガ、青年マンガ、スポーツ、ダンス
- 評価: 8.9/10
- 最終更新日: 2026年08月18日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/934f1bb5-1654-47cc-b2e9-47dcf5d26b82

## あらすじ

富士田多々良は将来の夢も特技もないまま、なんとなく毎日を過ごす中学3年生。カツアゲに遭ったところをプロダンサーの仙石要に助けられ、連れられた先のダンススタジオで、同級生の花岡雫がプロを目指してひたむきに踊る姿を目にする。フロアの熱気に打たれた多々良は、自分を変えたい一心で社交ダンスに飛び込んだ。大会で天才ダンサーの替え玉として急きょフロアに立ったとき、一度見たステップをその場でなぞる観察眼が花開く。高校でリーダー経験者の緋山千夏と出会い、ぶつかり合いながらカップルを組んだ多々良は、伝統を守る強豪との激突に挑む。汗と熱気が紙から立ちのぼる、社交ダンス青春譚！

## この漫画を読むのに向いている人

- **汗が飛ぶほどの熱気**が紙から立ちのぼる競技描写に、読んでいるあいだ体温ごと持っていかれたい人
- 何も持っていなかった主人公が**もがきながら変わっていく過程**を、焦らずじっくり追いかけたい人
- 作者が経験者だから書ける**競技ダンスのリアルな手ざわり**に、どっぷり浸かってみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 主人公の言動に乗れないと物語も遠くなるので、**人物への好き嫌い**が読み心地を大きく左右する人
- 絵柄の好みがはっきりしていて、**首や手足を長く描くデフォルメ**や動きの線が多い画面が苦手な人
- 刊行の間隔が空きやすいので、途中で待たされずに**一気に最後まで読み通したい**気持ちが強い人

## 良い所

- 熱量が半端なくて、**本から湯気が出そうな勢い**。汗まで美しく描かれているから、ライバルたちの踊りにも見入ってしまう。読んでいるこっちの体温まで上がってくる。
- ダンスシーンのスピード感がずば抜けていて、選手の熱気がこっちまで伝わってくる。**飛び散る汗まで見えそうな勢い**だ。四の五の言わず、楽に、でも熱く楽しませてくれる。
- 主人公がちゃんと悩んで、自分なりに変わろうとする過程が描かれているのがよかった。周りに早く追いつきたい焦り、自分の下手さへの情けなさ。**そのもがきの生々しさ**に何度も頷く。
- センスだけで格上を倒す安直な展開に流れないところに好感を持った。パートナーを輝かせる**額縁としての踊り**を選ぶ主人公が、とにかく誰よりダンスを愛している。それが画から出ている。
- 作者が競技ダンスの経験者だそうで、とにかく設定がリアル。大会の仕組みも実在のものが出てくるし、登場人物のモデルが現実にいるんじゃないかと思うほど**解像度が高すぎて怖い**。

## 悪い所

- スポーツ漫画を期待して読んだけれど、主人公には最後まで気持ちが寄せられなかった。ダンスで自分を変えようとする姿はいいのに、**同級生の女子への態度**がどうにも引っかかる。
- 絵はすごく上手いと思うのに、動きを表す線が多いところはちょっと苦手だった。**首の長い独特のキャラデザ**も引っかかる人はいそうで、慣れるまでは戸惑いがあると思う。
- 好きなことのないぼんやりした主人公が、映像を見て感動して急にのめり込んでいく。その**入り口の唐突さ**だけは気になった。それ以外は面白く読めただけに惜しい。
- 途中で主人公が成長する気配のないまま、同じところをぐるぐる回っている印象を受けた時期がある。作者が話をどう運ぶか**煮詰まっているのでは**と心配になった。
- 会話のテンポが自分には合わなかった。政治家がらみの話にも乗り切れず、**休載が多くて刊行が止まりがち**なのもつらい。完結してからまとめて読んだほうがいいと判断している。
