# ケントゥリア

## 基本情報

- 著者: 暗森透
- 連載: 少年ジャンプ＋
- ジャンル: バトルアクション、少年漫画、ダークファンタジー
- 評価: 8.8/10
- 最終更新日: 2026年10月01日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/96a09a12-9dc7-44c4-ac9c-678b68e59c6c

## あらすじ

自由を求めて奴隷船に忍び込んだ少年ユリアン。愛を知らずに育った彼は、身重の女性ミラや奴隷仲間から、はじめて人のぬくもりを教わる。ところが呪われた海で船員たちによる間引きが始まり、仲間は次々と殺されていく。絶望の中で現れたのは、人ならざる「海」。ミラは自分の命と引き換えに、ユリアンと生まれたばかりの娘を生かしてほしいと願った。こうしてユリアンは、殺された100人分の力と命を宿す体となる。託された赤ん坊ディアナを抱え、流れ着いた村でようやく手にした家族のような暮らし。だが、ディアナが王を殺す「予言の子」だと告げられた日から、異能の刺客たちが次々と襲いかかる。100回死んでも蘇る少年が、ひとりの娘を守り抜く血まみれの逃避行！

## この漫画を読むのに向いている人

- **禍々しさと神々しさが同居する怪物たち**が暴れるダークファンタジーを、過酷な試練ごと味わいたい人
- **守るもののために何度でも立ち上がる主人公**と、家族の情に泣ける人間ドラマを読みたい人
- 長い能力説明がなく、**初手から本気で仕留めにいく真剣なバトル**や、あとで回収される伏線を楽しみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **つかの間の幸せがすぐに崩れる展開**が続くと、読んでいて胃が痛くなってしまう人
- 主人公がとても強いため、**互角の相手と競り合うハラハラしたバトル**を何より求める人
- 登場人物に女性が多いため、**背中を預け合う男の仲間や頼れる師匠役**を物語の中心に求めたい人

## 良い所

- 魔物や異能者とのバトルが盛りだくさん。**禍々しくてゾッとするのに神々しさもある魔物の描き方**がたまりません。主人公への試練は「ベルセルク」並みのハードモードで、いくつもの名作を思い出します。
- セリフが少なく、説明不足かと思った部分が**あとからきっちり回収される気持ちよさ**がある。能力の説明を長々と並べず、初手から相手を仕留めにいく真剣なバトルもいい。家族への愛情も押しつけがましくない。
- 幸せと不幸の落差が急で、つらい運命が何度も主人公を襲う。**信頼を得た村人たちから向けられる情の温かさ**に思わず泣いてしまった。この先どれだけつらい思いをして、どんな出会いをしていくのか、目が離せない。
- **100人分の命を残機のように抱えた主人公**は、漫画だとちょっと新鮮です。序盤から泣かせるセリフが多く、タコ足のクリーチャーのデザインも良いです。クトゥルフ好きには刺さると思います。
- **死んでも蘇ることを相手に悟られにくい**のが、この力の真価だ。怪力と速さから肉体強化系に見えるため、「殺した」と思わせてからの不意打ちで最強格の敵すら追い込めてしまう。

## 悪い所

- **区切りなく同じ敵と戦い続ける長い襲撃**に、途中で「これいつまで続くの？」と冷めてしまいました。主人公側から誰か退場するかと思いきや、そんなこともありませんでした。
- 主人公に幸せな日常が訪れると、**それが崩れる前振りにしか見えなくなる**。案の定、やっと手に入れたつかの間の幸福やかりそめの家族は崩れ去っていく。読みながら胃がキリキリした。
- 設定も展開もおもしろいのに、**恩人も仲間も敵もほとんど女性ばかり**でハマりきれません。主人公に救われる側もみんな女性で、背中を預け合う男の仲間や渋い師匠役がほしくなります。
- **主人公が強すぎてバトルが単調になりがち**なのが気になる。暗殺に長けた予言者が単独での暗殺をあきらめるほどで、蘇る力を抜きにしても格下では勝てないと作中で言われている。バトルものとしては痛い。
- **人物の描き分けがうまくない**ところや、ひとりの強敵をいつまでも引っ張りすぎな点には、批判されても仕方ないと感じます。物語は「どろろ」のように、主人公が100回死ぬまでの顛末を描く話になりそうです。
