# 私を喰べたい、ひとでなし

## 基本情報

- 著者: 苗川采
- 連載: 電撃マオウ
- ジャンル: ファンタジー、ホラー、百合
- 評価: 8.6/10
- 最終更新日: 2026年06月04日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/97b7b33f-b2de-43af-99b2-0f85f506438e

## あらすじ

過去のトラウマから「死にたい」と願い続ける少女・比名子と、彼女の血肉を最高に美味しい状態で「喰べる」ために彼女を守護する人魚の少女・汐。苗川采が描く、仄暗くも圧倒的に美しい人外×少女の百合ミステリー。死を望む人間と、それを食らう人外。決して相容れないはずの二人の間に芽生える、執着とも愛情ともつかないいびつな関係性に、ゾクゾクするような魅力が詰まっている。

## この漫画を読むのに向いている人

- 食べる側と食べられる側の執着がいつしか愛に変わる**いびつで仄暗い関係性**に惹かれる人
- 水や海の繊細な表現と儚げなキャラクターの作画の美しさに、じっくり浸りながら読みたい人
- 主人公の重い過去や丁寧な心理描写と、先の読めないミステリー要素のある物語を求める人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 希死念慮の描写が生々しく全体的に重く暗い雰囲気に、気分が引っ張られて辛くなりそうな人
- 人が人を喰らうことを連想させる概念や、流血などのグロ表現に強い嫌悪感を抱いてしまう人
- 明るく爽やかな女の子同士の友情や恋愛を、軽やかな気持ちで楽しもうとして読みたい人

## 良い所

- 「食べる側」と「食べられる側」という関係性なのに、お互いへの執着がもはや愛にしか見えない、そのいびつで仄暗い百合の表現がたまらなく性癖に刺さります。
- 苗川先生の作画が本当に美しく、特に海や水の表現、そしてキャラクターの儚げな表情が芸術的です。ホラーのような不気味さの中に、目を奪われるような美しさがあります。
- 比名子の抱える過去のトラウマが非常に重く、彼女の「死にたい」という痛切な思いに共感してしまい、読んでいて胸が締め付けられました。心理描写が秀逸です。
- ただの恋愛漫画ではなく、街に潜む他の妖怪（人外）たちとの戦闘やミステリー要素もしっかりしていて、ストーリー展開の予測がつかず引き込まれます。
- 汐が比名子を「一番美味しい状態にするため」に彼女に生きる希望を与えようとする、その矛盾した行動に人外ならではの歪な優しさを感じてゾクゾクします。

## 悪い所

- 比名子の希死念慮（死にたい気持ち）の描写が非常に生々しく、全体的に空気が重く暗いため、精神的に落ち込んでいる時に読むと引っ張られて辛くなる危険性があります。
- 「喰う・喰われる」というカニバリズムを連想させるテーマが根底にあるため、そういったグロテスクな概念や流血描写に強い嫌悪感がある人にはおすすめできません。
- 二人の関係性の進展が非常にゆっくりで、心理的な探り合いや内省のシーンが多いため、テンポの良いアクションや明るい展開を好む人には退屈に感じられるかもしれません。
- 妖怪や人外のルールの説明が断片的で、世界観の全貌が少し見えにくいため、「なぜこの状況になっているのか」という理屈の部分でモヤモヤする時期があります。
- 百合作品としての感情のベクトルが非常に重く歪んでいるため、爽やかで明るい「女の子同士の友情や恋愛」を求めている読者の期待には全く応えられない作品です。
