レビュー著者: 漫画よしあし
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花は咲く、修羅の如く の感想と評価(良いところ、悪いところ)

花は咲く、修羅の如く

花は咲く、修羅の如く

著者: むつき潤

連載: 週刊ヤングマガジン

ジャンル: ドラマ青春スポーツ(ダンス)バトル

評価: 8.5/10

あらすじ

『花は咲く、修羅の如く』は、ダンスに人生を懸ける高校生たちの“青春と闘い”を描く熱血ダンスドラマ。主人公・花巻は、圧倒的な才能を持ちながらも心に深い傷を抱えた少女。彼女はダンス部の仲間たちと出会い、過去のトラウマや葛藤と向き合いながら、舞台の上で自分のすべてをぶつけていく。ダンスを“戦い”として描く迫力ある表現、キャラクター同士の衝突と成長、そして舞台に立つ者の覚悟が濃密に描かれ、青春漫画としてもバトル漫画としても高い評価を受けている。

良い所

  • ダンスを“戦い”として描く表現が圧倒的で、ステップや動きがまるで格闘技のような迫力を持っていた。ページをめくるたびに緊張感が走り、ダンス漫画とは思えない熱量に圧倒された。
  • 花巻の心の傷や葛藤が丁寧に描かれていて、彼女が踊る理由が回を追うごとに深まっていくのが胸に刺さった。感情が爆発するシーンは何度読んでも鳥肌が立つほど強烈だった。
  • 作画がとにかく美しく、特にダンスシーンの躍動感がすごい。身体のラインや動きの流れが繊細に描かれていて、静止画なのに“動いて見える”ほどの表現力に感動した。
  • キャラクター同士の衝突がリアルで、仲間でありながらライバルでもある関係性が青春漫画として非常に魅力的だった。特に花巻とライバルの対立はドラマ性が高く、読み応えがあった。
  • ダンスの技術や舞台裏の描写がしっかりしていて、競技としての厳しさやプロ意識が伝わってきた。単なる部活ものではなく、人生を懸けた“表現者の物語”として深く刺さる作品だった。

悪い所

  • キャラクターの感情表現が激しすぎて、シリアスな場面が続く巻では読んでいて疲れることがあった。もう少し緩急が欲しいと感じる部分もあった。
  • ダンスシーンの描写が高度で、専門用語や技術説明が多い回では初心者には理解しづらい部分があった。勢いで読めるが、細かい部分は置いていかれることもある。
  • 花巻の才能が突出しすぎていて、他キャラとの実力差が大きく感じられる場面があり、バランスが気になる巻もあった。もう少し周囲の成長も描いてほしいと感じた。
  • 物語のテンポが巻によって大きく変わり、急に展開が進む部分と、逆に停滞しているように感じる部分があった。構成にムラがある印象を受けた。
  • キャラクターの過去やトラウマが重いものばかりで、全体的に暗い雰囲気が続く巻があった。青春ものとしてはもう少し明るいエピソードが欲しいと感じる読者もいると思う。

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