# 彼岸島

## 基本情報

- 著者: 松本光司
- 連載: 週刊ヤングマガジン
- ジャンル: バトル・アクション、サバイバル、ホラー、サスペンス
- 評価: 7.2/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月02日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/9c74f803-6309-496c-b1bf-a5d23daf0388

## あらすじ

大学に受かったばかりの宮本明は、二年前に消えた兄・篤を追っていた。謎の美女から兄の免許証を見せられ、孤島で兄がひとり吸血鬼と戦い続けていると知る。幼馴染たちと島へ渡った明を待っていたのは、不老不死の頭領・雅が治め、人が家畜のように血を吸われる島だった。上陸してすぐ吸血鬼の群れと、人が変わり果てた巨大な怪物が襲いかかり、仲間は次々と囚われていく。兄や師匠のもとで死ぬような修行を積んだ明は、日本刀と丸太を手に全面抗争へ踏み込む。雅を倒す唯一の手がかりを求めて研究所の跡地へ潜り、奪われ、失い、それでも刀を握り直す。血と絶叫が染みついた島で待つのは、生き残りをかけた地獄の斬り合い！

## この漫画を読むのに向いている人

- 化け物の襲撃そのものより、**追い詰められた人間の判断が崩れていく怖さ**をじっくり味わいたい人
- 真顔のまま突き抜けていく**狂ったせりふ回しと勢い任せの展開**を、突っ込みながら笑って楽しめる人
- 血なまぐさい戦いが続いても、敵味方どちらも容赦なく痛い目を見る**後味の重すぎない筋運び**を求める人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 感染の条件や強さの線引きなど、**設定のつじつま**がきちんと合っているかを気にしながら読む人
- 戦いの場面で**擬音や息づかいの描き込み**が延々と続くと、話に集中できなくなってしまう人
- 怖い話のつもりで読み始めた作風が、途中から**笑いに寄っていく変化**を受け止めにくい人

## 良い所

- 化け物より、追い詰められた人間の考え方の方が怖い。今すぐ決めろと迫られる場面が続いて、読んでいる私の心臓もばくばく鳴った。**逃げ場のない島で剥き出しになる人の弱さ**が刺さる。
- 一巻の途中でおや？と思い、丸太が出るあたりで確信した。作者の狂ったせりふ回しと、何も考えず描いたとしか思えない展開。この**狂った違和感**が心地よく響いて、しまいには大笑いしていた。
- 敵の型が次々と変わるので飽きない。ただ主人公は本土から来た仲間ばかり気にかけ、その仲間は生き死にの場面でひたすら応援している。この**ずれた仲間の応援**がおかしくて、そこも込みで面白い。
- みんな 丸太はもったな、の一言でこの漫画は説明がつく。ホラーのはずなのに**丸太を持たされた時の安心感**がすごい。吸血鬼ものと言われて真っ先に名前が浮かぶのは、やっぱりこの作品だ。
- 人間はひどく残酷な目に遭うけれど、化け物側も同じくらい痛い目を見るので後味は悪くない。**怪物のデザインの斬新さ**が好きで、突っ込みどころは多いのにテンポがよくていらいらしない。

## 悪い所

- 最初の怖さは本物だったのに、途中から**丸太への頼りきり**で笑ってしまう。主人公は返り血を浴びまくっても平気で、仲間は目薬でうつる。この感染の決まりごとがどうにもちぐはぐだ。
- たまに挟まるお色気の場面が、まったくそそらないうえに入る場所も妙だ。ヒロインの顔も好みから外れた。**突進してくる敵の顔**だけは怖すぎて、夜に夢へ出てきたのが一番の被害だった。
- 絵は好きになれない。ぐろいし怖い。それでも面白いのが悔しい。ただ、はぁはぁという**息づかいの描き込み**に意味があるのか気になるし、序盤の予知夢めいた話は放ったままではないか。
- どんな場面でもハァハァハァと入るので気が散る。**擬音の埋め尽くし**でせっかくの緊張が薄まってしまう。人間と吸血鬼の戦いという骨組みは好きなのに、話の進みも遅い。
- 序盤は本気で怖くて、襲われる夢を何度も見たほどだ。ところが化け物が出てきたあたりから空気が変わり、最後まで読んだら**ホラーからギャグへの様変わり**だった。落差に置いていかれた。
