レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
恋を知らない僕たちは の感想と評価(良いところ、悪いところ)
恋を知らない僕たちは
著者: 水野美波
連載: 別冊マーガレット
評価: 7.8/10
あらすじ
幼馴染への想いを言葉にできないまま、親友が彼女に告白して付き合い始めてしまう。取り残された気持ちを抱えて高校生になった主人公の前に、新しい出会いが次々と現れる。遠距離恋愛に揺れる子、付き合っているフリから始まった関係、誰かの幸せをただ願う一途な優しさ。六人の恋の矢印が複雑に絡み合い、誰と誰が結ばれるのか終盤まで読めない。トラブルを乗り越えるうちに芽生える本物の感情、こじれた友情に本音でぶつかり直す姿。遠慮しあってすれ違いながらも、少しずつ自分の気持ちと相手に向き合っていく歩みがまぶしい。不器用な初恋にけじめをつけたその先で、全員が辿り着く晴れやかな結末!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 恋心の推理と鮮やかなどんでん返しにやられたい、心理描写の巧みな恋愛漫画を探している人
- 六人の恋の矢印が絡み合う群像劇を、最後まで誰と結ばれるか読めないまま楽しみたい人
- ドロドロに転ばず、爽やかな青春恋愛のまますっきり大団円へ着地する物語に浸りたい人
向いていない人
- 登場人物が互いに遠慮しあう展開にもどかしさを感じ、もっと生々しいドロドロを求める人
- 主人公どうしが内面から惹かれ合ったのか、恋に落ちる必然性まで納得したいタイプの人
- 感情より辻褄を優先したように映る運びが苦手で、理屈っぽい心情描写に冷めてしまう人
良い感想・レビュー
- 途中まで男の子二人が両想いだと思って読んでいた。幼馴染への片想いが明かされた場面の裏切られ方が見事で、矛盾なく別の想いへ繋げる心理描写に完全に脱帽。
- 少女漫画なのに主人公が男の子で、男子同士の絡みが中心という入り方に驚かされた。序盤の先の読めない引きの強さで、気づけば物語にすっかり取り込まれていた。
- 打ち明けたあとも急にかっこよくなったりはせず、距離感に戸惑いながら進んでいく。付き合ってからすり合わせる様子が微笑ましくて、等身大の歩幅で変わる描き方がたまらない。
- 序盤で一番しっくりくると感じたペアが、終盤までそこに落ち着くとは思えない。それなのに無理やり感のないおさまり方へたどり着く運びこそ、この物語の醍醐味だと思う。
- 脇にいる二人の恋が最後まで丁寧にすくい取られていて嬉しかった。ドロドロにも救いのない結末にもならず、爽やかな青春恋愛のまま大団円へ着地してくれます。
悪い感想・レビュー
- みんな相手への遠慮ばかりで頭を悩ませていて、もっと欲望に素直になれよとむしゃくしゃした。いい子すぎるので、いっそドロドロにもつれてくれた方が好みだった。
- 同性どうしの口論も表面的で、互いを大切に思うからこそのぶつかりに留まる。本気の亀裂や絶縁まで踏み込んでほしかった私には、みんな聖人めいて物足りない。
- 特定の二人がどうしても好きになれず、その幸せが描かれるほど主人公が追い込まれていく構図が苦しい。ここまで登場人物を嫌いになるのは、自分でも初めてかもしれない。
- 初恋をこじらせた主人公が痛々しくて、おもしろいのに読み進めるのが辛かった。謝罪だけで済まされる展開にもやもやして、心の狭い私は最後まで好きになりきれなかった。
- 主人公たちの組み合わせとイチャつきに、どうしても引っかかりが残る。人からかわいいと言われて意識し始めた気配もあり、内面から好きになったのかどうしても疑ってしまう。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
途中まで男の子二人が両想いだと思って読んでいた。幼馴染への片想いが明かされた場面の裏切られ方が見事で、矛盾なく別の想いへ繋げる心理描写に完全に脱帽。
みんな相手への遠慮ばかりで頭を悩ませていて、もっと欲望に素直になれよとむしゃくしゃした。いい子すぎるので、いっそドロドロにもつれてくれた方が好みだった。
少女漫画なのに主人公が男の子で、男子同士の絡みが中心という入り方に驚かされた。序盤の先の読めない引きの強さで、気づけば物語にすっかり取り込まれていた。
同性どうしの口論も表面的で、互いを大切に思うからこそのぶつかりに留まる。本気の亀裂や絶縁まで踏み込んでほしかった私には、みんな聖人めいて物足りない。
打ち明けたあとも急にかっこよくなったりはせず、距離感に戸惑いながら進んでいく。付き合ってからすり合わせる様子が微笑ましくて、等身大の歩幅で変わる描き方がたまらない。
特定の二人がどうしても好きになれず、その幸せが描かれるほど主人公が追い込まれていく構図が苦しい。ここまで登場人物を嫌いになるのは、自分でも初めてかもしれない。
序盤で一番しっくりくると感じたペアが、終盤までそこに落ち着くとは思えない。それなのに無理やり感のないおさまり方へたどり着く運びこそ、この物語の醍醐味だと思う。
初恋をこじらせた主人公が痛々しくて、おもしろいのに読み進めるのが辛かった。謝罪だけで済まされる展開にもやもやして、心の狭い私は最後まで好きになりきれなかった。
脇にいる二人の恋が最後まで丁寧にすくい取られていて嬉しかった。ドロドロにも救いのない結末にもならず、爽やかな青春恋愛のまま大団円へ着地してくれます。
主人公たちの組み合わせとイチャつきに、どうしても引っかかりが残る。人からかわいいと言われて意識し始めた気配もあり、内面から好きになったのかどうしても疑ってしまう。
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