レビュー著者: 漫画よしあし
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ろくでなしBLUES の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 森田先生の画力が凄まじい。特にキャラクターの表情の変化や、迫力満点の格闘シーンの描写は、今読んでも全く色褪せない圧倒的なリアリティがある。
- ただの喧嘩漫画ではなく、笑いのセンスも抜群。太尊と仲間たちのコミカルな掛け合いが面白く、シリアスな展開とのギャップが作品の大きな魅力になっている。
- 登場キャラクターが全員魅力的。ライバルであっても、それぞれに背負っている背景や美学があり、戦った後に芽生える友情の描き方が実にかっこいい。
- 青春のすべてが詰まっている。友情や恋愛の焦れったさ、プロボクサーを目指す情熱など、読んでいると自分も熱くなれるようなパワーを持った作品だ。
- ヤンキー漫画でありながら、一貫して「卑怯なことはしない」という太尊の正義感が貫かれている。読後感が爽やかで、男の美学を感じさせてくれる一冊。
悪い所
- 連載期間が長いため、中盤の日常エピソードやギャグパートが少し長く感じられる時期がある。一気にメインストーリー(四天王戦など)を読みたい人にはじれったいかも。
- 当時の時代背景(90年代前後)が強く反映されているため、今の若い読者からするとファッションや価値観に少し古さを感じてしまう部分があるかもしれない。
- 喧嘩の描写がかなりリアルで過激な場面もある。暴力的なシーンが苦手な人にとっては、少し刺激が強すぎると感じる可能性がある。
- ヒロインの千秋との焦れったい恋愛関係が、人によってはじれったすぎてストレスに感じることも。なかなか進展しないのが持ち味ではあるのだが……。
- 物語の終盤、プロボクシング編へと移行していく流れが、それまでの学園生活のノリと少し変わるため、好みが分かれる部分かもしれない。





