# きみはペット

## 基本情報

- 著者: 小川彌生
- 連載: Kiss
- ジャンル: 恋愛、少女・女性漫画、オフィスラブ
- 評価: 8.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年10月05日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/a2900e54-6d87-4819-bd16-ffdff5326928

## あらすじ

東大とハーバードを出て、背も高く稼ぎもいい新聞記者のスミレ。外では完璧な女を演じているものの、失恋と左遷が重なって心も体も限界寸前。そんな夜、マンションの前で段ボール箱に入って倒れていた美青年を拾う。昔の愛犬に似た彼に告げたのは「ペットとしてなら置いてあげる」のひと言。モモと名付けた彼の前でだけは、涙も弱音も素直に出せる。憧れの先輩と付き合い始めても、嫌われたくなくて「完璧な彼女」を演じ続けてしまう。いっぽうモモも、ダンサーとしての才能を伸ばしながら、ペットという立場と抑えきれない想いの間で揺れていく。肩の力を抜ける場所は、いったいどこにあるのか。働く女性の本音と笑いがぎっしり詰まった、年下ペットとの同居ラブコメ！

## この漫画を読むのに向いている人

- 仕事でつい肩ひじを張ってしまい、**素の自分に戻れる居場所**を描いた物語で肩の力を抜きたい人
- 奇抜な設定でありながら、**生活感のあるリアルな心理描写**が随所にちりばめられた恋愛漫画を読みたい人
- 主役二人だけでなく、**親友やライバルまで含めた味のある脇役たち**の掛け合いや、テンポのいいギャグを楽しみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 年頃の男女が同居して何も起きないような、**リアリティより願望寄りの設定**に冷めてしまう人
- 最後の展開が急に現実味を失ったり、**定番どおりの幸せの形**に落ち着いたりする結末にもやもやする人
- 三角関係では**身を引く側の男性につい肩入れしてしまい**、その後の扱いに納得がいかず気持ちを引きずってしまう人

## 良い所

- 毎日エビフライやオムライスを作っていた女が、ひとりになったとたん家でカップ麺をすする。ぶっとんだ設定なのに、こういう**生活のリアルな落差**があちこちで描かれていて、胸にグサッと刺さります。
- 非日常の象徴だったペットと、現実の象徴だった恋人。中盤から**二人の立場が少しずつ入れ替わっていく**展開と、そのときの主人公の心の動きの描き方がうまい。ラストまで中だるみがなく、がっつり楽しめた。
- かなり前の作品なのに古臭さがなく、**自立して働く女性の悩みや本音**は今読んでも深く共感できます。甘えるのが苦手な主人公を、肩書きではなく中身で見てくれる相手がいて、物語にどんどん引き込まれます。
- 試し読みでドハマリして大人買いしました。性格が正反対だからこそ息の合う親友や、だんだん憎めなくなっていくライバル。**脇役たちの気持ちまで丁寧に描かれていて**、
- 世間であまり肯定されない関係のはずなのに、不思議なほど悲観的なところがなく、読んでいて幸せになれます。主人公は肩の力を抜くのが人一倍下手で、**働く人はどこで息を抜けばいいのか**、

## 悪い所

- 肩ひじ張った主人公が癒やされる相手が恋人でなくペット、という設定は面白い。ただ年頃の男女がずっと同居して何もないのはリアルさに欠け、かといって**妄想として突き抜けてもいない**のでハマりきれなかった。
- ペットの青年は実はお金持ちで、有望なダンサーで、男前。どれか一つでも欠けていたら先輩を選んでいたはずで、**相手が完璧すぎる結末**には「ふーん」と思った。むしろ先輩の心境が読みたい。
- 先輩は付き合う女性みんなにプロポーズしていて、人生で何度もあることじゃないだろうと突っ込みたくなる。そのうえ最後は**いきなり現実味がなくなる締めくくり**で、もう読み返すことはない。
- 若い男をペットにする発想は面白く、展開も楽しめた。でも結局このラストか。**こういう終わり方でしか幸せを描けない**のかと、女はこれが幸せと言われている気がしてモヤモヤする。
- 結ばれる相手はペットの青年だとわかっていたのに、読み終えたらガッカリ感が残りました。彼女がいるのにライバルと同居し、結婚までする**負け役の先輩の身の振り方**がどうしてもイヤで、先輩が可哀想でした。
