# 青のミブロ

## 基本情報

- 著者: 安田剛士
- 連載: 週刊少年マガジン
- ジャンル: 少年漫画、幕末
- 評価: 8.2/10
- 最終更新日: 2026年07月20日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/a42e5c94-59b6-41d4-b57b-e8fea13c71d8

## あらすじ

1863年、幕末の京都。甘味処を手伝う13歳の少年におは、弱い子どもばかりが割を食う世の中に、行き場のない怒りを抱えていた。ある日、壬生浪と呼ばれる浪士組の土方歳三や沖田総司と出会い、その鋭い目と正義感を見込まれる。強くなりたい、こんな世界を変えたい。泣きながら訴えるにおへ、土方はそっと手を差し伸べる。剣も握れなかった少年は、同い年の仲間とぶつかり合いながら、荒れた京の治安を守る過酷な任務へ身を投じていく。過激派との死闘、そして組織の内側でくすぶりはじめる深い対立。少年たちの熱と痛みが激しく交わる、新しい新選組の青春群像!

## この漫画を読むのに向いている人

- 史実をなぞるだけでなく、**大胆に描き直された新選組**の姿を新鮮な気持ちで楽しみたい人
- 歴史ものでありながら、剣戟の一つひとつに宿る**スポ根のような熱量**に、まっすぐ胸を熱くしたい人
- 立場や信念が激しくぶつかり合っていく**少年たちの青春群像**に、思いきり感情移入したい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 史実に忠実な新選組を思い描いていて、**大胆な解釈やアレンジ**には抵抗を感じてしまう人
- 暗殺劇の結末にたどり着くまでの、じっくりと進む**ゆっくりめの展開**を待ちきれない人
- 斬り合いには相応の生々しさが欲しくて、**爽やかすぎる殺陣**にどこか物足りなさを感じる人

## 良い所

- 主人公と同い年の少年三人が、ぶつかりながら距離を縮めていく。**史実の人物とオリジナルキャラが入り混じった関係**が、この先どう転ぶのか気を揉んでしまう。
- 歴史ものなのに、白熱したスポーツの試合を見ているような手応えがある。刀を交える一つ一つの場面に宿る**スポ根じみた熱量**で、読むたびに胸が熱くなる。
- 土方が「武はまやかし」と口にして、虐げられた人たちに寄り添おうとする。**弱い者へ手を差し伸べる強さ**を持った大人に、私はすっかり惚れ込んでしまった。
- 作画は濃いめだけど、刀を交える場面がとにかくわかりやすくて読みやすい。沖田や山南の**色気のある佇まい**は、ただ眺めているだけでも心が満たされていく。
- 芹沢や土方、沖田それぞれの過去や信念が、丁寧に積み上げられて描かれる。腕を磨いた者どうしの**張りつめた駆け引き**が深くて、一人ひとりの表情から目が離せない。

## 悪い所

- 終盤の場面で、作者との歴史観の違いをどうしても強く感じてしまった。ただ、ここまで**違和感のある新選組**というのも新鮮で、それでも続きは追うつもりでいる。
- 史実やキャラを思いきりアレンジするのは構わない。ただ容保の描かれ方を見ると、この先に登場するであろう**歴史上の人物の扱い**まで心配になってくる。
- 芹沢はもともと傍若無人だったという説が頭にあるせいか、周りからの**過剰な持ち上げ方**にどうも引っかかる。誰もが深慮しすぎる面々に見えてしまった。
- 芹沢の暗殺まで、いったいどれだけ話を引っ張るのだろう。単行本でまとめて読んだ私には、**展開の遅さ**がもどかしくて「まだかよ」とこぼしてしまった。
- 人を斬っているのに、まるでスポーツでもするみたいに爽やかで血の匂いがしない。死体は出てくるのに、**生々しさのなさ**が私にはどうにも噛み合わない。
