# サンダー3

## 基本情報

- 著者: 池田祐輝
- 連載: 月刊少年マガジン
- ジャンル: 少年漫画、冒険・バトル、SF
- 評価: 8.2/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年10月31日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/a4fd1015-74c9-405a-96f1-cf5da58bf0a7

## あらすじ

ぴょんたろうは丸っこい絵柄の世界で暮らす中学生。べったり懐いてくる妹のふたばを少しうっとうしく思いつつ、友だちのひろし、つばめと「スモール3」と呼ばれて平和な毎日を送っていた。ところが担任から借りた謎のゲームディスクを再生すると、テレビが別の世界への入口に変わり、ふたばがその向こうで侵略者にさらわれてしまう。妹を追って飛び込んだ先は、リアルな頭身の人々が異星人に追いつめられた、荒れはてた並行世界だった。漫画の体のままの3人には銃弾も効かず、素手で敵の兵器を砕けるほどの力が宿っていた。抵抗を続ける若者たちと手を組み、妹の行方を追う戦いが始まる。ゆるい絵の3人が緻密な劇画の世界で暴れまわる、絵柄の落差そのものが武器のSFバトル！

## この漫画を読むのに向いている人

- **ゆるい絵柄と緻密な劇画がひとつの世界でぶつかる**、ほかで見ない絵の仕掛けを味わいたい人
- SFは難しそうでふだんは避けてきたけれど、**テンポよくスイスイ読めるSF**なら一度試してみたい人
- 懐いてくる妹にうんざりしていた兄が必死に追いかける、**家族を取り戻すための冒険**にぐっとくる人

## この漫画を読むのに向いていない人

- どれだけ派手でも、**主人公がずっと強いままで危機感の薄いバトル**だと読みごたえを感じられない人
- **書き込みの濃いリアルな劇画**が続くと読み疲れしてしまい、軽めの絵でさっと読める漫画を好む人
- 主人公たちが強い理由や敵のねらいなど、**散りばめられた謎がきちんと回収される物語**を求める人

## 良い所

- SFは難しそうで普段は手に取らないのに、テンポがよくてスイスイ読めました。現実側がキャッチーな絵で、**並行世界のほうが書き込みのエグい劇画**になっているのも珍しいです。
- 幼年漫画みたいな表紙から、**青年漫画の絵の世界へ迷い込んでいく**パラレルワールドSFだ。並行世界ものは多いが、二つの描き方の違いをそのまま別の世界にしてしまう発想が面白い。
- 最初はゆるくて雑な絵の漫画だと思っていたのに、読むうちに「なにこれ、面白い」に変わった。異世界転生とも鏡の中の世界とも違う、**読者側のリアルと漫画のリアルが同時にある**構図で、この先が気になる。
- 別の環境でスーパーマンになる話は散々描かれてきました。それでも本作は絵柄の見せ方がとてもうまいんです。**漫画は要素の組み合わせや見せ方次第でまだまだ可能性がある**と証明してくれました。
- 妹のふたばがとにかくかわいい。デフォルメした線の**絶妙な弱さが、かえって可愛さを引き立てている**。そんな子が連れ去られそうになると、兄と同じく心配と怒りと悲しさが一度に押し寄せてくる。

## 悪い所

- ポップな3人が劇画の世界に迷い込む設定と絵のギャップにはワクワクした。ただ、敵の目的も妹がさらわれた理由もはっきりせず、**主人公たちがずっと強いままなので危機感がない**。
- 画力で見せたいのはわかりますが、**リアルな劇画パートがくどくて読み疲れます**。展開もわざと遅くしているのか遠回りに感じ、映像で観るほうが合っていたかもしれません。
- 妹を追って3人が飛び込み、向こうでは超人になっている序盤はめちゃくちゃ面白い。そこからが拍子抜けで、**並行世界で延々と続く紛争の描写**にはどうにも興味が持てなかった。
- デフォルメキャラがリアルな世界で無双する設定はとても面白いです。ただ途中から**作風がそっくり別の人気作に染まっていき**、GANTZが苦手なので読む熱が冷めてしまいました。
- 勢いに乗って全巻を一気に読み終えた。良くも悪くもB級で、パラパラ流し読みするにはちょうどいい。それでも**来月にはもう覚えていない気がする**、そんな軽い読み味だった。
