# ＧＳ美神

## 基本情報

- 著者: 椎名高志
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: ギャグ、オカルトコメディ、バトル
- 評価: 8.8/10
- 最終更新日: 2026年10月09日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/a6d51e57-dab3-42bf-ab4e-b3e968b249cc

## あらすじ

幽霊も妖怪も当たり前にいて、お祓いが立派な商売になっている現代の日本。腕は一流、でもお金には目がない除霊師・美神令子は、今日も法外な報酬と引き換えに悪霊を叩きのめしていく。そのそばで働くのは、スケベで貧乏な助手の横島忠夫と、心やさしい幽霊の少女おキヌ。危ない現場でも、美神の欲深さと横島の煩悩がぶつかって、たちまち大騒動に発展していく。最初は一話ごとに片づくドタバタ除霊劇。やがて話は神さまや魔族まで巻き込む大きな戦いへ広がり、ただの雑用係だった横島が少しずつ力をつけていく。どれだけ話が重くなっても、笑いはちゃんと戻ってくる。がめつい美女と煩悩少年が駆け回る、にぎやかな除霊稼業！

## この漫画を読むのに向いている人

- 怖い話が苦手でも楽しめる、**テンポのいいドタバタ除霊ギャグ**を気楽に笑いながら読みたい人
- 頼りない助手が少しずつ力をつけていく、**長く追いかけるほど報われる成長物語**を味わいたい人
- ひねりのあるセリフや映画ネタを味わいつつ、**悪人ですら憎めない、ひと癖ある登場人物たちの掛け合い**を楽しみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 一話ごとに似た流れがくり返される**ゆったりした話運び**より、どんどん先へ進む展開を求める人
- ギャグ中心の軽さが好きで、**途中から増えていくシリアスな長編バトル**のノリにはついていけなさそうな人
- ひと昔前の少年漫画らしい、**少し古く見える絵柄やスケベ全開のお色気ギャグ**が気になってしまう人

## 良い所

- お色気とギャグはそのままに、巻が進むほど**作品の完成度がどんどん上がっていく**のがうれしいです。がめつくて意地っ張りなのに照れ屋な美神さんと、スケベでお人好しな横島くんのコンビは最後まで変わりません。
- 毎話テンポよく笑いが散りばめられていて、読むとスカッとします。悪霊退治といっても悪霊は怖くないし、**シリアスになってもすぐギャグで落としてくれる**から、サクサク読めます。
- ただの雑用係だった横島くんが、きっかけをつかんでからぐんぐん強くなっていく姿がかっこいい。**長く続くのに最後の最後まで楽しませてくれる**し、成長してもカッコ悪さやギャグが残っているのがまたいい。
- 少年誌なのに、**お金の単位や依頼主の事情がずいぶん大人向け**。当時の子どもはわかって読んでいたのだろうか。映画ネタやSFネタも多く、子どものころは見えなかった面白さに、大人になってから気づかされる。
- 出てくるキャラは悪いやつでもどこか抜けていて、妖怪でさえ人間くさくて憎めない。セリフの言葉選びもうまく、**思わず口に出して使ってみたくなる名言**がたくさんある。

## 悪い所

- 読んでみると、話がなかなか前に進まない。毎話の流れが似ていて途中で飽きてしまい、**今の漫画とはスピード感がまるで違う**と感じた。そこは時代の差なのかもしれない。
- 初期の一話完結の回はギャグがよく効いていて濃いのに、長く続くうちに**途中からシリアスな話が増えていく**のが残念です。バカバカしい笑いが多かったころのほうが好きでした。
- 敵との大きな決戦が終わると、**作品全体のテンションが下がってしまった**ように感じた。終盤には一話完結の短い話がまた増えて質も上がるけれど、通して読むと一貫性に欠けるところが気になる。
- 終盤には幼児番組のネタまで絡むようになり、**当時の少年読者に伝わったのか心配になった**。電子で読み直すと、見開きを使った演出のメリハリも、紙ほど響かない気がする。
- 絵は独特で、**今見るとちょっと古く感じる**かもしれない。序盤は横島くんの扱いがひどいうえに変態ぶりも全開なので、アニメで見た格好いい姿は美化しすぎた記憶だったのかと思ってしまう。
