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ホーリーランド の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ホーリーランド
著者: 森恒二
連載: ヤングアニマル
評価: 8.5/10
あらすじ
『ホーリーランド』は、学校にも家庭にも居場所を見つけられない高校生・神代ユウが、ボクシングのワン・ツーを独学で身につけたことをきっかけに、夜の街で不良たちとのストリートファイトへ巻き込まれていく過程を描く格闘漫画。路上での喧嘩と格闘技のリアルな描写を軸に、ユウの孤独、恐怖、成長を段階的に描写し、仲間との出会いや強敵との対峙を通して“自分の居場所=ホーリーランド”を探す物語が展開される。ドキュメンタリー風のナレーションを交え、格闘技のセオリーと路上の現実を対比させながら進む構成が特徴。
良い所
- ストリートファイトの描写が非常にリアルで、技の理屈や動きの流れが理解しやすく、格闘漫画としての説得力が高かった。
- ユウの精神的な弱さと成長が丁寧に描かれていて、戦いが単なる暴力ではなく“自己確認”として機能している点が印象的だった。
- ナレーションによる技術解説が分かりやすく、格闘技の知識が自然に身につく構成になっていて読み応えがあった。
- 敵キャラにも背景が描かれており、単なる悪役ではなく、それぞれの事情が物語に深みを与えていた。
- ユウが仲間と出会い、少しずつ居場所を見つけていく流れが自然で、バトルとドラマのバランスが良かった。
悪い所
- ナレーションが多い回では説明が長く感じられ、物語のテンポが落ちる場面があった。
- ユウの成長が急に進むように見える巻があり、過程が十分に描かれていないと感じる部分があった。
- ストリートファイトの描写がリアルな一方で、暴力表現が続く巻では読んでいて精神的に疲れることがあった。
- キャラクターの感情表現が淡泊な場面があり、ドラマとしての深掘りが弱いと感じる箇所があった。
- 後半は強敵との戦いが続き、展開がパターン化しているように感じる部分があった。
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