# パスポート・ブルー

## 基本情報

- 著者: 石渡治
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: 少年漫画、青春、宇宙、SF
- 評価: 7.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月13日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/a8095ae7-304f-4f0d-b13d-617f9c75294d

## あらすじ

種子島の空へ吸い込まれていくロケットを見上げた日、下町育ちの少年は「宇宙飛行士になる」と決めた。勉強は大の苦手、あるのはまっすぐな気持ちだけ。親友とペットボトルロケットを飛ばし、進学先では壁にぶつかり、大切な人を守れずに涙を流す。夢へ近づくほど理不尽な現実が立ちはだかるのに、少年は一度も進む向きを変えない。やがて舞台は海の向こうへ移り、過酷な訓練が二人を待つ。町工場の職人が削り出したひと粒の部品が、いつか誰かを宇宙へ運ぶ。ものづくりに宿る誇りと、汗と涙にまみれた青春が重なったとき、胸の奥がじんと熱くなる。まっすぐな少年が空へ引いた、一本の助走路！

## この漫画を読むのに向いている人

- 勉強も才能も足りないところから、**夢だけを頼りに走り続ける主人公**を思わず応援したくなる人
- H-IIロケットの仕組みや宇宙開発の裏側まで、**物語を追いながら自然と学べる描写**を楽しみたい人
- 小さな町工場が積み上げてきた技術に光を当てる話で、**ものづくりの誇り**に胸を熱くしたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 少年たちの明るい青春だけを味わいたくて、**後味の重い事件が差し込まれる展開**が苦手な人
- 話のつじつまがきちんと合っているかを大事にしていて、**大きく飛躍する筋書き**が気になる人
- 落ち着いた大人向けの語り口を求めていて、**まっすぐすぎる少年漫画のノリ**が肌に合わない人

## 良い所

- 下町育ちの主人公が宇宙飛行士を目指して突き進む姿がとにかくかっこいいです。家族や親友との温かいやりとりもよくて、**まっすぐに夢を追いかける生き様**を思い出させてくれました。
- ロケットの原理やロボットアームの説明が、他の漫画や小説より踏み込んで描かれている。**日本の町工場の技術力**が随所ににじんでいて、自分は関係ないのに誇らしくなる。
- 妹がこの作品を読んで宇宙のイベントに参加したり、関係するゼミに入ったりしました。**進路まで変えてしまう熱**があって、姉妹そろって思い出深い一作です。
- 夢も友情も恋も、全部にまっすぐぶつかっていく主人公が好きです。**サンデーらしい屈託のない少年漫画**そのもので、宇宙にあこがれる子どもにこそ読んでほしいと思っています。
- 二人がついに宇宙へ昇る場面で、長く追いかけてきた気持ちが一気にあふれた。**最初の一場面に隠された意味**に最後で気づかされ、しばらく本を閉じられなかった。

## 悪い所

- 表紙や紹介文からは、宇宙にまっすぐ挑む少年の話だと思っていました。それなのに**読んでいて気分が沈む事件のくだり**が挟まります。後味が長く残るので、正直この展開はいらなかったと感じています。
- 少年少女が競い合いながら宇宙を目指す話であってほしかった。なのに、かつての仲間が武装組織を作って襲いかかってきたり、亡くなった人物が守護霊になったりする。**話がぶっ飛んでいく後半**にはついていけなかった。
- とにかく設定にリアリティがありません。ふざけた発想をそのまま真顔でやりきるので、**さすがに無理だろうという場面**が何度も来ます。そこで気持ちがすっと冷めてしまい、乗り切れないまま読み終えました。
- 爽やかな青春物語のつもりで読み進めていると、**ドロドロした胸の悪いエピソード**が急に入り込んでくる。きれいな話だけを求めていると、ここではっきり評価が割れると思う。個人的にも読む手が重くなった。
- ある少女が巻き込まれる出来事があまりに可哀想で、読むのがつらかった。夢を追う話のはずなのに、物語全体より**その痛ましい後味**のほうが強く残ってしまい、人に薦めづらい。
