# TOUGH―タフ―

## 基本情報

- 著者: 猿渡哲也
- 連載: 週刊ヤングジャンプ
- ジャンル: 青年漫画、格闘漫画
- 評価: 7.8/10
- 最終更新日: 2026年10月02日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/a8e1e7fe-e61c-4a48-8c05-899647a9f3f0

## あらすじ

父・静虎が最強の怪物・鬼龍との死闘で廃人同然となって2年。19歳になった宮沢熹一は、灘神影流の当主として父の治療費を稼ぐため、ヤクザと手を組み、一晩で何億もの金が動く闇試合のリングに立つ。献身的な介護と灘の秘術で父がよみがえると、熹一は表の世界大会『ハイパー・バトル』へと舞台を移し、世界中の強豪や暗殺者とぶつかっていく。やがて明かされるのは、自分の本当の父親が静虎ではなく、灘の破壊をたくらむ鬼龍だったという出生の秘密。対をなす流派・幽玄真影流の刺客たち、そして生みの親を名乗る日下部覚吾が現れ、親子と流派の存亡をかけた戦いが始まる。多くの犠牲を越えて熹一がたどり着く、血と宿命の最終決戦！

## この漫画を読むのに向いている人

- **肉体の描き込みが細かい迫力の格闘シーン**を、スピード感とともにじっくり味わいたい人
- 主人公より目立つほどの**強さと優しさをあわせ持つ父親像**と、その正反対に立つ兄弟の対立に惹かれる人
- 紆余曲折やネットで話題になった独特のノリも楽しみつつ、**長く続く闘いを最後まで見届けたい**人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **「実は」で明かされる後付けの設定**が重なっていく展開に、ついていけなくなりがちな人
- 長く追いかけた物語だからこそ、**重要な人物の行方まできっちり描き切られる結末**を求める人
- 黒幕が次々と増えたり身近な人物があっさり退場したりする、**勢いまかせの強引な展開**が苦手な人

## 良い所

- 前作を読んでいなくても、スピード感のある格闘描写と**緻密を超えた緻密と言いたくなる肉体の描き込み**ですごさがわかります。主人公の格闘も存分に味わえる一作です。
- 主人公を食うほどの存在感を放つ父・静虎と、その対極にいる双子の兄・鬼龍。**正反対の兄弟ふたりが醸し出す存在感の大きさ**がとにかく強烈。まずは一度読んでみてください。
- 最終決戦は中身だけでなく、**迫力ある画と水の演出の美しさ**がたまらなかった。終わり方まで含めていい闘いだったし、主人公の熱い生き様に魂がふるえる思いがする。
- 遠回りもあったし、終盤は精神世界にまで足を踏み入れるし、ネットでおなじみのノリに不意打ちもされた。それでも**最後をきれいに礼で締めくくる場面**には、つい胸を打たれた。
- 命を奪う技を持ちながら、**心を癒やす拳を放つ父の姿**が強く心に残る。強さと優しさを両立させるその哲学が胸に深く響くし、何よりオトンは強くて優しかった！

## 悪い所

- 体格とパワーを手にして多種多様な相手と戦う流れは、格闘もののお約束どおり。ただ**「実は」で始まる後付けが多い**のが気になるし、最終戦もいまひとつ盛り上がりに欠ける印象。
- 完結はしたものの、なんだかすっきりしない終わり方です。**重要な人物の行方がうやむやなまま**幕を閉じるので、尊鷹や鬼龍はどこへ行ったのかと首をかしげてしまいます。
- 最終決戦は最初こそ相手が優勢だったのに、途中から主人公が押しまくり、**お年寄り相手に容赦のない一方的な試合**になっていく。それが連載で何か月も続くうえ、祖父を死なせる必要があったのかも疑問だ。
- 日本社会を裏で動かすフィクサーが、**話が進むたびに次々と増えていく**。いったい何人いるのか。この調子では都道府県ごとにひとりずつ大物がいる計算になり、さすがにツッコまずにいられない。
- カウンター技で決着がつき、エピローグでは二つの流派が合流して主人公が宗家として君臨する。その陰で**祖父の死がさらっと流されている**のが、ちょっと悲しかった。
