# あひるの空

## 基本情報

- 著者: 日向武史
- 連載: 週刊少年マガジン
- ジャンル: スポーツ（バスケットボール）、少年マンガ、学園
- 評価: 8.4/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月19日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/ae771777-ef94-4fe1-a858-231f77e0269e

## あらすじ

身長149センチ。バスケが好きでたまらないのに、体格だけはどうにもならない少年が、不良の溜まり場と化した高校のバスケ部の扉を叩く。入院中の母と交わした約束を胸に、ただまっすぐ打ち込むその姿が、挫折してコートを離れていた先輩たちの心に少しずつ火を点け直していく。だが待っているのは連戦連勝ではない。部室の火事、廃部の危機、去っていく仲間。勝てそうだと思わせておいて突き落とす試合が、何度も繰り返される。それでも彼らは、底にいるなら上がるしかないと笑って立ち上がる。汗と砂埃とくだらない冗談にまみれた、負けても終わらない泥だらけの青春！

## この漫画を読むのに向いている人

- 主人公チームがあっさり勝ち上がる展開より、**負けが続く時間ごと物語として味わえる**人
- 部活で悔しさを抱えた覚えがあって、**汗くさい人間ドラマ**に感情を丸ごと持っていかれたい人
- ふざけ倒すギャグと重い葛藤が交互に押し寄せる、**振れ幅の大きい読み心地**を楽しみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 主人公チームが順調に勝ち上がる爽快さを求めていて、**負けが続く展開に付き合うのがつらい**人
- 競技の外側で起きる事件や揉め事が続くより、**試合の場面だけをテンポよく追っていきたい**人
- 結末を先に明かしてから過程を描く構成や、**試合の途中に長く挟まる回想**を面倒に感じる人

## 良い所

- 勝てる、と思わせておいて底まで突き落とす試合運びに何度も打ちのめされました。**勝ち上がる保証のない場所から這い上がる姿**と、対戦相手の側にも積み重ねた時間があると分かる描き込みに、胸が熱くなります。
- 期待も信頼もされていなかった連中が、**底にいるなら上がるだけだと泥臭く前を向く**。その姿に目頭が熱くなった。ふざけてばかりに見える部員が、努力を隠して積み重ねている描き方もいい。
- ギャグ漫画かと思うほどふざけ倒すのに、中身はがっつり人間ドラマです。**部活をやった人なら誰でも思い当たる葛藤**が細かく書き込まれていて、切なくなったり笑ったり忙しいです。
- 才能が足りずに去っていく部員まで描くから、私の部活の記憶まで生々しくよみがえる。**背が足りなくても好きだという気持ちだけで食らいつく主人公**に、何度も泣かされた。
- **常勝の王道展開をあっさり手放した**スポーツものになっていて、迷いながら進む姿がそのまま青春に見えてきます。競技の話というより、十人十色の高校生活を覗いている気分になりました。

## 悪い所

- 勝てるかどうか分からないから面白いはずなのに、**先に結果を明かしてから過程を読ませる作り**にはついていけませんでした。負けるにしても熱い試合として見せてほしかったです。
- 試合に勝てないだけならまだしも、部室が焼けて身に覚えのない理由で廃部にされ、頭を下げに行った先でも罵られる。**不運が積み重なりすぎて読むほうが消耗する**流れだ。
- 負ける回数も揉め事の起きる回数も、部活ものの枠から**はみ出しすぎている**と感じる。火事が起き、頼りにしていた部員が去り、競技の外側の重い出来事ばかりが記憶に残る。
- 試合の最中に回想が何話も差し込まれるので、走り出した場面がそのたびに止まる。**盛り上がりかけた勝負が回想で冷める**のがもどかしい。着想そのものは面白いだけに惜しい。
- 敗北から立ち上がる話だとは分かっているものの、ここまで負けが続くと**ずっと地べたを這っていろと言われている気分**になってきます。負けの重さに寄りかかりすぎている気がします。
