# MÄR

## 基本情報

- 著者: 安西信行
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: ファンタジー、バトル・アクション、少年マンガ、異世界・転生
- 評価: 7.8/10
- 最終更新日: 2026年08月19日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/b03e5d08-68a4-4dcf-abff-a4708b93dca8

## あらすじ

メルヘンの世界に憧れていた中学生の虎水ギンタは、ある日ひらいた門をくぐり、異世界メルヘヴンへ落ちる。魔法のアクセサリー「ÄRM」が使い手に力を貸すその土地で、ギンタは並外れた体と目を手に入れ、魔女ドロシーや、自我を持つ生きた武器バッボと出会う。だがメルヘヴンは、かつて世界を壊しかけた戦闘集団チェスの兵隊がよみがえり、ふたたび戦の渦に飲まれようとしていた。仲間とチーム「メル」を組んだギンタは、世界の命運を賭けた団体戦ウォーゲームへ挑む。戦うたびバッボは知らない姿へ変わり、ギンタも一戦ごとに強くなっていく。おとぎ話に憧れただけの少年が掴みとる、本当の強さ！

## この漫画を読むのに向いている人

- いわゆるなろう系のコミカライズに飽きて、**魔法道具でぶつかり合う王道ファンタジー**を読みたい人
- 冴えない少年が別の世界でヒーローになる、**男の子の妄想をそのまま形にした話**に胸が躍る人
- 込み入った設定を追うより、**強くなる主人公と相棒のかけ合い**を気楽に楽しみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- ピンチのたび新しい力で切り抜ける運びが続くと飽きてしまい、**戦い方にひねりのある筋書き**を求める人
- 地図の上を旅する冒険を思い描いていて、**会場に固定された勝ち抜き戦**が肌に合わない人
- 主要人物の過去まで丁寧に描かれてこそ乗れる、**一人ひとりに肩入れしながら読む時間**を大事にする人

## 良い所

- 主人公の武器がけん玉みたいな形で、しかも顔はおじさん、おまけによく喋る。**ふざけた見た目の相棒**とギンタのやりとりがおかしくて、前の作品より肩の力を抜いて読めました。
- **バッボが戦うたび新しい姿を解き放つ**のがおもしろくて、先が気になって仕方ない。展開は速いのに舞台も人の関係もつかみやすく、全体が短くまとまっているのもうれしい。
- 笑えて泣けて、そのうえキャラにも転がされる。本編だけでなく**一人ひとりの背景を描いた話**もおもしろく、子どもの頃に買ってもらってからずっと手放せずにいる。
- 冴えない眼鏡の少年が別の世界ではヒーローになる。男なら一度は思い描く筋書きなのに、**ギンタが段々と強くなっていく姿**は何度見ても気持ちよく、つい応援したくなります。
- 敵はどれも元ネタの分かる姿をしているのに、**味方につく守護獣のデザイン**はどこにもない形で、眺めるだけで楽しい。最初に出会ったドロシーが最後まで隣にいた着地もよかった。

## 悪い所

- ピンチになると新しい力が出てきて切り抜ける、その流れが何度も繰り返される。**打開のしかたが毎回同じ形**なので、途中からは勝ち方の予想がついて気が抜けました。
- 敵の強さが階級ではっきり分かるぶん、誰が勝つかも先に見えてしまう。**大将が負けたら即終了という決まり**のせいで主人公は絶対に落ちないと分かり、最後の全勝もしらけた。
- 地図も地名も用意されているのに、**世界を歩き回る冒険らしさ**は序盤で消えてしまう。あとはひたすら勝ち抜き戦が続くので、バトル好きの自分でもさすがに偏りすぎだと感じる。
- 決着がついたあとは、まとめに入る足取りがあまりに速い。**主要な面々の過去がほとんど語られない**まま話が閉じるため、誰にも肩入れしきれずに終わってしまった気がします。
- はじめの太い線と低めの頭身が、おとぎ話らしい空気によく合っていた。ところが中盤から**線が細く整っていく**うえ、話の運びも粗くなった気がして、そこは惜しい。
