# 超人X

## 基本情報

- 著者: 石田スイ
- 連載: 週刊ヤングジャンプ
- ジャンル: SF、アクション、サスペンス
- 評価: 8.6/10
- 最終更新日: 2026年06月02日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/b63e7061-3616-4d52-9498-eb1e17dff586

## あらすじ

石田スイが『東京喰種』の次に放つ、肉体と意識の境界を問うSFアクション。人類がある「改造」を施された世界で、謎の少年ノリが自分の本当の姿を求めて戦う。石田スイ節全開の、意味深で美しくもあるいは不気味な絵が、読者の解釈を常に揺さぶり続ける。分かったような、分からないような、その狭間で考えることがやめられない作品。

## この漫画を読むのに向いている人

- 視覚だけで全てを伝えようとする独自の演出密度に、**深みにはまるほど面白い**読書体験を求める人
- 意味を掴もうとすればするほど作品への解釈が広がる、考察や読み返しを楽しめる作品を好む人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 今何が起きているのかが分からないシーンが頻繁にあり、状況を整理しながら快適に読み進めたい人
- 展開のゆっくりさとミステリアスな雰囲気よりも、明快に物語が進んでいく展開を求めて読みたい人

## 良い所

- 石田スイ先生の絵の密度と、何かを語りかけているような独特の演出が好きでたまりません。意味を掴もうとすればするほど逃げていく感覚が悔しいと同時に、この作品にしかない磁力になっています。
- 東京喰種とは明らかに違う世界観ですが、「石田スイが描く人間のグロテスクな内面」という部分は共通していて、ファンなら絶対に見逃せない作品です。毎話読み終えた後に、しばらく余韻が抜けません。
- バトルシーンの演出が独創的で、普通の能力バトルとは全く違う緊張感があります。視覚だけで全部伝えようとする姿勢が一コマ一コマに感じられて、漫画としての表現力の高さに圧倒されます。
- 登場人物の言動や設定に、読んでいて「あ、これそういう比喩かもしれない」と気づく瞬間が何度もあり、その発見の気持ちよさが読み返し欲を生んでいます。何層にも意味が仕込まれているような作品です。
- 石田スイ先生作品への信頼があるので、今は意味が分からなくても「後から全部回収されるはず」という安心感があります。その信頼が、難解さを苦痛でなく快感に変えてくれます。

## 悪い所

- 正直、読んでいて「今何が起こったのか」が分からないシーンが頻繁にあります。石田スイ先生の作品には慣れているつもりでしたが、それでも置いていかれる感覚があって、読み直しが必要になる話がかなりありました。
- 展開がゆっくりで、物語全体の輪郭がなかなか見えてこないもどかしさがあります。ミステリアスな雰囲気は好きですが、「結局何がしたい話なの？」という疑問が長く続いてしまいました。
- 東京喰種と比べて登場人物への感情移入が難しく、ノリというキャラクターの魅力がなかなか伝わってこない序盤がありました。主人公との距離が縮まらないままに話が進む時期が少しきつかったです。
- 絵が独特すぎて、視覚情報の処理に慣れるまでに時間がかかります。コマとコマの繋がりが直感的に読み取れない場面もあり、感情的に乗れる前に理解コストが先行してしまいました。
- 設定の難解さが「深さ」なのか「説明不足」なのかが判断しにくい。読者の想像力に委ねているのだと思いますが、その委ね方が多すぎると感じてしまうこともあります。
