# けものみち

## 基本情報

- 著者: 暁なつめ、夢唄、まったくモー助
- 連載: 月刊少年エース
- ジャンル: 異世界ファンタジー、ギャグ・コメディ
- 評価: 7.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月05日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/b9f09bc2-b30b-46c2-9170-98954bad763d

## あらすじ

ケモノを愛しすぎた覆面レスラー・柴田源蔵は、世界戦の直前に勇者として異世界へ呼び出される。ところが王女に魔獣退治を頼まれた途端、愛情を持って接すれば獣は襲ってこないと怒りだし、姫にジャーマン・スープレックスを叩き込んで城から逃げてしまう。逃げ延びた街では借金のかたに売られかけた狼獣人の少女を助け、魔獣を傷つけずに手なずける腕一本でペットショップ「けものみち」を開店。だがこの世界に魔獣を飼う習慣はなく、しかも懐いた獣を本人が手放したがらないので店は赤字続き。そこへ大食いのドラゴン娘とポンコツな吸血鬼まで転がり込む。俺TUEEEにもハーレムにも行き着かない、性癖ひとつで異世界の定石をひっくり返す怪作！

## この漫画を読むのに向いている人

- テンプレ通りの異世界転生に飽きていて、**主人公の偏った性癖で話が転がる**ような変化球を求めている人
- 難しい理屈より、プロレス技と勢いだけでその場が収まる**肉弾戦まみれのギャグ**を笑って読みたい人
- 獣や獣人の毛並みを丁寧に描いた絵と、**動物への愛が振り切れた主人公**の暴走を眺めていたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 場面と場面が滑らかに繋がる構成を大事にしていて、**話の飛びやぶつ切り感**が気になってしまう人
- 世界のしくみやキャラの背景を丁寧に説明してほしくて、**日常のドタバタ中心の進み方**では物足りない人
- 動物を売り買いする商売の描写に敏感で、**ギャグと割り切れないもやもや**を抱えたまま読みたくない人

## 良い所

- 売られかけた獣人の少女を助けて惚れられる、という異世界の型をなぞるかと思いきや、源蔵が反応するのは耳と尻尾だけ。**定石を性癖ひとつで外していく**運びがおかしくてたまらない。
- 金にがめつい以外はすっかり皆のおかん、という店員の立ち位置が好きだ。獣人だからと線を引かない源蔵との**気安いのにどこか甘い距離感**が、騒がしい話の合間にじわっと残る。
- 冒険者を引き連れて大魔獣を捕まえに行く回は、最初から最後までギャグしかない。私が一番笑ったのは仲間の決闘の場面で、**捕獲作戦がまるごと大騒ぎ**になっていく流れににやにやしっぱなし。
- 戦うのはほぼ源蔵ひとりで、機転と根性とプロレス技だけで敵をなぎ倒す。無敵の勇者そのものなのに、**性癖のせいで見せ場が全部ギャグになってしまう**。この落差でずっと笑える。
- 掛け試合に出される魔獣を助けるため、自分を競売にかけて潜入するという発想がもうずるいです。**負けた魔獣まで気に入れば連れて帰ってしまう**甘さに、思わず笑わされました。

## 悪い所

- 召喚されて姫に技をかけた直後、いきなり時間が飛んでペットショップを経営している。**連載を何週か読み落としたような繋ぎ方**で、単行本で追っているのに置いていかれた気分になった。
- 日常のドタバタを描きたい気持ちが勝ちすぎているのか、私には世界のしくみもキャラの背景も説明不足に思えた。**設定を語らないまま話だけ進む**ので、誰が何者かつかめない場面がある。
- 同じ作者の代表作と比べると、どうしても勢いが一段落ちる。とくに姫の**ドMに目覚める展開が前作のキャラと重なる**のが引っかかった。恥ずかしがっているままの方が笑えたと思う。
- 動物への愛を熱く語る主人公が、その動物を売る店をやっている。ギャグとして流せばいいのだろうが、**生体販売という土台の据わりの悪さ**がどうしても気になって、途中でページをめくる手が止まった。
- 魔王をモフりたい一心で妙な魔獣を追いかける、という筋の通し方は好きだ。ただ**各話どうしの繋がりがぶつ切り**で、気づけば公爵家すべてに認められていた、という進み方には戸惑う。
