# Odds -オッズ-

## 基本情報

- 著者: 石渡治
- 連載: 週刊ヤングサンデー
- ジャンル: 青年マンガ、スポーツ、自転車
- 評価: 7.6/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月04日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/bb1b55f8-9604-4192-ab1f-299742ef3f95

## あらすじ

高校最後の夏、ツール・ド・沖縄のジュニア国際ロードレースで、辻堂麟太郎はまたもライバル藤沢の背中に届かず終わる。ツール・ド・フランスをめざす二人が夢を語り合ったその直後、家族が交通事故に遭ったと報せが飛び込む。母と妹を一度に失い、目を覚まさない父を抱えた少年に残されたのは、金を稼ぐ道だけ。ロードを捨てた麟太郎は競輪へ転向する。競輪学校の過酷な日々を越えてプロの舞台へ立つが、そこはギャンブルの的として見られる世界。それでも選手としての誇りを手放さず、A級からS級へ立ちはだかる壁に挑んでいく。バンクで削り合う男たちの、火花のような疾走！

## この漫画を読むのに向いている人

- 自転車の知識がまったくなくても、**熱量だけで最後まで押し切るスポーツ漫画**を読みたい人
- ギャンブルとしてしか知らない競技の裏側を、**取材で裏打ちされた描写**でのぞいてみたい人
- 重い荷を背負った主人公の、**泥くさいスポ根の真っ向勝負**に最後まで付き合ってみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 線と情報の多い画面が苦手で、**すっきり整理されたコマ運び**でないと話に集中しづらい人
- 競技の場面だけを追いたくて、**私生活を描く回り道**が長く挟まると気持ちが切れてしまう人
- 女性キャラの**下着まわりのサービス描写**が入るたび、それだけで読む気が削がれてしまう人

## 良い所

- 知り合いの競輪選手から練習の話を聞いていた自分が読んでも、体の作り方や日々の積み重ねに嘘がなかった。**足で稼いだ取材の厚み**があるから、一走ごとの重さが違う。
- 自転車の知識ゼロで読み始めたのに、置いていかれる場面が一度もない。**専門用語に頼らず熱で押してくる語り口**で、競輪の決まりごとも読み進めるうちに頭に入ってきた。
- 競輪はギャンブルという目でしか見ていなかった。それが読み進めるうちにひっくり返る。**スポーツとしての競輪の顔**と、そこで生きる人たちの事情がまっすぐ届いてくる。
- 主人公の生き方が真正面すぎて、今の漫画の空気からすると古く映るかもしれません。でもこの**古びたスポ根の泥くささ**がかえって新しくて、読むほどに胸が熱くなりました。
- 家族を失い金のために走る、という転向の理由が重すぎて、序盤から目を離せませんでした。ロードから競輪へ入っていく運びもなめらかで、**初めてでも迷わない導入**になっています。

## 悪い所

- **画面がとにかく雑然としている**せいで、どこを見ればいいのか迷う場面が何度もあった。線と情報が詰め込まれたコマが続き、話の流れから気持ちが離れていく。
- 序盤に置かれた仕掛けが、後になって強引に結び直された感じがして引っかかった。**取ってつけたような伏線の回収**は、それまで積み上げた緊張をだいぶ弱めている。
- レース場面は文句なしなのに、**合間に挟まる私生活パートの間延び**がどうにも気になりました。子を授かれずに悩む展開も、そこへ至る描写が薄くて気持ちが乗りません。
- 女性キャラの下着描写に作者の趣味が出すぎている。**色っぽさにもつながらない下着へのこだわり**が何度も繰り返されると、正直もう十分だと言いたくなってしまう。
- 競輪漫画の先駆けと聞いて手に取ったのに、読むほど**競輪から話の重心が遠ざかっていく**。期待していたぶん、レース以外の展開が続く場面では肩を落とした。
