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最終更新日:

サラリーマン金太郎 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

サラリーマン金太郎

サラリーマン金太郎

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著者: 本宮ひろ志

連載: 週刊ヤングジャンプ

ジャンル: 青年漫画ビジネス漫画

評価: 7.8/10

あらすじ

元暴走族の総長で漁師の矢島金太郎。海で遭難していた大手ゼネコンの会長を助けた縁から、中途の仮採用として建設会社に入る。最初は鉛筆削りばかりの雑用の日々。それでも持ち前の度胸と正義感でもめごとを次々に片づけ、やがて正社員になる。土地の利権をめぐる駆け引き、社内の足の引っ張り合い、政治家や地上げ屋との対決、砂漠での通信設備づくりまで、仕事の舞台はどんどん大きくなっていく。労働組合の委員長として経営陣と渡り合い、鹿児島へ飛ばされ、政治の世界にも足を踏み入れる。荒削りな絵から伝わる熱がすごい。読み終えると小さな悩みがばかばかしくなる、常識はずれの出世物語!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 理屈より勢いで突き進む主人公に引っ張られて、明日の仕事に向かう気力を取り戻したい人
  • うまい話に群がる相手へ真っ向から勝負を挑む、荒削りで熱い男くさい物語を読みたい人
  • 小さな悩みがばかばかしく思えるくらい、視野の大きさで押し切っていく展開を味わいたい人

向いていない人

  • 都合よく話が転がる展開が苦手で、仕事の問題は理屈の通った積み上げで解決してほしい人
  • 昔の価値観のままの女性描写や家庭の扱いに、どうしても古さの引っかかりを感じてしまう人
  • 業界の仕組みを深く掘り下げてほしくて、表面をなぞる程度のビジネス描写では物足りない人

良い感想・レビュー

  • 元暴走族の頭が建設会社に入る出だしから引き込まれた。入社前に喧嘩して警察に連れて行かれる男が、信念を曲げずに動くうちに周りから認められていく。コンプラ以前の空気ごとワクワクした。
  • 言うこともやることもムチャクチャなのに、なぜか結果はだいたい上手くいく。気づけば出世街道まっしぐらで、息子も娘もエリートコース。金太郎おそろしい子と笑いながら読み返している。
  • 荒削りでヘタウマな絵なのに、猛烈な勢いが紙から出てくる。男としてどう生きるかを問い続ける作者の姿勢が好きで、俺はこの男の生き方の美学にずっと引っ張られてきた。
  • 土地の権利や事業計画の旨味に群がるずる賢い連中や暴力団に、真っ向から勝負を挑む。読んでいるうちに力が湧いてきた。常識はずれの行動が会社の常識を壊していくのが痛快。
  • 小さなことで悩んだり落ち込んだりするのがばかばかしくなる。私利私欲を捨てて地方の自立を願う姿を見ていると、大きな視野で生きたいという気持ちになるから不思議。

悪い感想・レビュー

  • 散々偉そうな能書きを垂れてきたのに、新婚で娘が生まれたばかりの時期に不倫に走る。他人に説教してきたお前がやったらダメだろうと、そこで一気に冷めてしまった。
  • 自由な発想のつもりかもしれないが、途中からは単なる迷惑な人にしか見えない。プロジェクトに集められては頓挫の繰り返しで部下が放置されっぱなし。気持ちがまるで伝わってこない。
  • 外資や金融投資の世界に挑む展開は、あのオラオラのノリを無理やり引っ張り出した印象。前のシリーズほどの面白味を感じられず、畑違いの舞台で空回りしている気がした。
  • 成り上がる、女にモテる、喧嘩に強い。この三つのノリが最終回まで続く。アラブ編は運に救われすぎで、俺は金太郎より息子や奥さんたちのほうに好感を持ってしまう。
  • 育児や女性への態度がひどい。時代のせいと言われればそれまでだが、なぜこれを描いていいと思ったのか不思議になる。男の御伽噺だと割り切らないと、今読むのはきつい。

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