# シュート！

## 基本情報

- 著者: 大島司
- 連載: 週刊少年マガジン
- ジャンル: 少年漫画、サッカー、スポーツ、学園
- 評価: 8.4/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月30日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/c3edcb71-46f3-4d0e-b3b3-12100d1f7123

## あらすじ

「トシ、サッカー好きか？」その一言が、ひとりの少年の人生をまるごと変えてしまう。静岡の新設サッカー部に入った田仲俊彦は、憧れの先輩・久保嘉晴のプレーに目を奪われた。ところが病を抱えていた久保は、県予選の準決勝でひとり相手を抜き去るゴールを決めた直後、帰らぬ人となる。大黒柱を失って崩れかけたチームは、託された背番号10と「幻の左」を拾い上げ、冬の全国へ走り出す。学業をめぐる親との溝、過去のしくじり、マネージャーへの淡い気持ち。抱えたものを全部ピッチに持ち込んで、彼らは勝ちにいく。Jリーグもなかった時代に、日本中のサッカー小僧の胸を焦がした王道スポ根！

## この漫画を読むのに向いている人

- 必殺技の応酬より、**汗と涙で押し切る昔ながらのスポ根**が好きで、長い物語もじっくり追いたい人
- 部活の熱さだけでなく、**恋や家族との揉め事まで抱えた高校生の日常**もまとめて読みたい人
- 大切な人を失ったチームが、**遺されたものを受け継いで立ち上がる展開**にどうしても弱い人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 試合の場面だけをひたすら追いたくて、**寄り道する恋愛パートの長さ**にじれてしまいそうな人
- 長く続く作品にありがちな、**途中で絵柄や作風が変わっていく感じ**をどうしても受け止めきれない人
- 主人公が煮え切らないと**気持ちが乗らなくなるタイプ**で、まっすぐな主役ばかりを求める人

## 良い所

- 天才が遺した「サッカー好きか？」の一言が、読み終えた今も耳から離れない。派手な演出はないのに、**先輩に憧れる少年の目線**が最後まで貫かれている。
- あり得ないような技はほとんど出てこないのに、試合が地味にならない。**ボールが人から人へ渡るときの熱**がページ越しに届くので、手元の全巻はもう背表紙が傷だらけ。
- 大黒柱を失ったチームがどう立て直すのか、そこに惹かれて一気に読み進めた。**天才を亡くしたあとの歩き方**を丁寧に描くから、勝ち上がる姿にちゃんと納得できる。
- 恋の駆け引きもあるし、男くさい掛け合いもある。それでも軸はぶれない。**負けた悔しさを次の一本にぶつける愚直さ**が続くので、飽きる暇なく読み進められる。
- 終盤で一気に時間が飛び、大人になった顔ぶれが並ぶ場面は正直こみ上げるものがある。締めが**始まりの技をもう一度出す形**なのも、原点を忘れていない証だと思わせる。

## 悪い所

- サッカーの話が読みたいのに、**恋の駆け引きに割かれるページ**が長すぎる。主人公が煮え切らないぶん、じれったさばかりが残り、読む手が止まる箇所でもある。
- 読み始めてしばらくは主人公が雑用ばかりで、**肝心の試合そのものが出てこない**。仲間が同じ高校に揃う流れも都合よく見えて、序盤最大の関門になっている。
- 続編で舞台と主人公が変わってからは、**入れ替えの強引さ**ばかりが気になってしまう。せっかくの再出発なのに、新しい相手チームの顔はどれも薄いまま。
- 終わりに近づくほど**絵の線が荒れていく**のがつらいところ。実在の選手まで出てきて、作中のキャラとの上手さの差もぼやける。畳み方も駆け足に見える。
- 第一部の時点でみんな出来上がっているせいか、後の章になるほど**伸びしろの見えなさ**が引っかかる。強くなる過程をじっくり追いたい読者には、少し物足りない話に映る。
