レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
異世界ありがとう の感想と評価(良いところ、悪いところ)
異世界ありがとう
連載: マンガワン/裏サンデー
ジャンル: 青年漫画/異世界転生/ファンタジー/コメディ・サバイバル/TS・性転換
評価: 8.2/10
あらすじ
同窓会で再会したアラサーのオタク男子二人が、居酒屋で盛り上がった直後、まさかの死亡。目を覚ますと、そこはステータス画面も魔法もあるファンタジー世界。しかも二人とも美少女の身体に精神だけ憑依する「TS転生」を果たしていた。ところがチートも無双もなし。エルフに転生した片方は魔法の才能を開花させる一方、人間に転生したもう一方はMP0で、最弱スライムの一撃に泣き崩れるほどの実力格差。元の世界にはもう戻れない現実を突きつけられても、二人は友達と知らない世界を旅する楽しさを見つけていく。泥臭く、騙され、それでも軽口をたたき合いながら進む、男二人の異色の異世界冒険譚!
読む前に確認したい相性
向いている人
- チートも無双もない、騙され転びながら泥臭く積み上げる異世界冒険をじっくり味わいたい人
- どこにでもいそうなアラサー男子二人の軽妙で軽口だらけの掛け合いを眺めて笑っていたい人
- ゲームやアニメの小ネタに思わず反応してしまう、現代オタク視点の異世界転生を楽しみたい人
向いていない人
- チート無双でスカッと爽快に進みたい人や、テンポよく展開する華やかな大冒険を期待する人
- ライトノベル風の可愛い女の子の絵柄を求めていて、独特でクセの強い作画を受け入れづらい人
- 旅立つまでの日常パートや寄り道の長さが気になり、ゆるやかでスローな展開を退屈に感じる人
良い感想・レビュー
- オタク二人が異世界に飛ばされるんだけど、軽快でアホらしいオタク会話が面白すぎて、私はずっと笑いっぱなしだった。勝ち組エルフとMP0の少女という微妙なタッグで手探りするのもいい。
- 転生した外見を自分では見られないのをインディアンポーカーに喩える場面で私は唸った。「二人だからこそ」の仕掛けがあちこちに散りばめられていて、距離感も絵柄も全部ちょうどいい。
- 世に数多ある異世界転生ものの定石は押さえつつ、そこを微妙に外してくる異色さが妙なリアリティを生んでいる。ビートルズの曲みたいだと感じた私は、この作品にすっかりハマった。
- チートもハーレムもなく、普通の現代人がいきなり異世界へ行ったらどうなるかをリアルに描く手つきに僕は惹かれた。若くないおっさん二人の友情冒険として読んでも十分楽しめる。
- まさかの成長ではなくデバフを背負う展開に僕は驚いた。完璧なエルフが弱音を吐き、詐欺師が男気を見せる。チート無双では味わえない栄養素がここにあると感じて、泥臭い冒険に夢中になった。
悪い感想・レビュー
- 中身がおっさんというのが私はどうも苦手で、性別はそのまま転生してほしかった。転生先の身体次第で魔力ゼロになる仕組みも、友達のほうがきついなと思いながら読んでいた。
- とにかく作画のクセが極めて強く、人物の顔や表情が人を選びます。ストーリーは面白いのに、可愛い女の子を求めて開くと凄まじいギャップに打ちのめされるので、絵柄だけで敬遠されそうです。
- 旅立つまでの日常パートや寄り道が長くて、私は少しだれてしまった。修行や金策の描写が続くので、早くファンタジーな大冒険が見たい人にはスローペースすぎる展開だと思う。
- 軽い友情コメディだと思って読んでいたら、後半で人命の軽さやグロテスクな描写が見えてきて、私は温度差に戸惑った。落ちこぼれ側の絶望感が妙にリアルで、時々胃が痛くなるほどだった。
- エルフ側がぐんぐん成長する一方で、もう一人はMP0のまま。この埋められない実力格差が進むほど顕著になり、置いていかれる寂しさがリアルすぎて、軽い気持ちで読むと心が抉られます。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
オタク二人が異世界に飛ばされるんだけど、軽快でアホらしいオタク会話が面白すぎて、私はずっと笑いっぱなしだった。勝ち組エルフとMP0の少女という微妙なタッグで手探りするのもいい。
中身がおっさんというのが私はどうも苦手で、性別はそのまま転生してほしかった。転生先の身体次第で魔力ゼロになる仕組みも、友達のほうがきついなと思いながら読んでいた。
転生した外見を自分では見られないのをインディアンポーカーに喩える場面で私は唸った。「二人だからこそ」の仕掛けがあちこちに散りばめられていて、距離感も絵柄も全部ちょうどいい。
とにかく作画のクセが極めて強く、人物の顔や表情が人を選びます。ストーリーは面白いのに、可愛い女の子を求めて開くと凄まじいギャップに打ちのめされるので、絵柄だけで敬遠されそうです。
世に数多ある異世界転生ものの定石は押さえつつ、そこを微妙に外してくる異色さが妙なリアリティを生んでいる。ビートルズの曲みたいだと感じた私は、この作品にすっかりハマった。
旅立つまでの日常パートや寄り道が長くて、私は少しだれてしまった。修行や金策の描写が続くので、早くファンタジーな大冒険が見たい人にはスローペースすぎる展開だと思う。
チートもハーレムもなく、普通の現代人がいきなり異世界へ行ったらどうなるかをリアルに描く手つきに僕は惹かれた。若くないおっさん二人の友情冒険として読んでも十分楽しめる。
軽い友情コメディだと思って読んでいたら、後半で人命の軽さやグロテスクな描写が見えてきて、私は温度差に戸惑った。落ちこぼれ側の絶望感が妙にリアルで、時々胃が痛くなるほどだった。
まさかの成長ではなくデバフを背負う展開に僕は驚いた。完璧なエルフが弱音を吐き、詐欺師が男気を見せる。チート無双では味わえない栄養素がここにあると感じて、泥臭い冒険に夢中になった。
エルフ側がぐんぐん成長する一方で、もう一人はMP0のまま。この埋められない実力格差が進むほど顕著になり、置いていかれる寂しさがリアルすぎて、軽い気持ちで読むと心が抉られます。
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