# サイケまたしても

## 基本情報

- 著者: 福地翼
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: 能力バトル、シリアス、タイムリープ
- 評価: 7.9/10
- 最終更新日: 2026年10月09日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/c55f4e89-b8ba-4982-92ba-f429d899af3e

## あらすじ

夢もやる気もない中学3年生・葛代斎下。幼なじみの唐橘蜜柑が命の危険にさらされた瞬間、彼の中で異能が目を覚ます。手にしたのは、モグラ池で溺れれば「その日の朝7時」に戻れるという、ひどく苦しい時間遡行の力だった。蜜柑を救うため、斎下は何度でも池に飛び込み、同じ一日をやり直していく。やがて目の前に現れるのは、同じく異能を操る敵たち。戻れる場所は池だけ、使うたびに窒息の苦痛を味わう。それでも彼は失敗を重ね、少しずつ勝ち筋を探っていく。ほのぼのした絵柄の奥にあるのは、思いのほかシリアスな物語と、何度溺れても折れない主人公の執念。やる気のなかった少年が誰かのために走り出す、窒息覚悟のタイムリープ・バトル！

## この漫画を読むのに向いている人

- 失敗をくり返しながら、**同じ一日を何度もやり直して運命を変える**タイムリープものが好きな人
- 派手な力押しではなく、**能力の使い方と頭の回転で勝ち筋を探る**バトル漫画を読みたい人
- やる気のなかった少年が、**大切な人のためにボロボロになっても走り続ける**姿を応援したい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 主人公が何度も溺れたり殴られたりする、**痛くて苦しい場面のくり返し**や残虐な描写がつらい人
- タイムリープの理屈や**能力設定の細かな矛盾**が気になると、どうしても物語に入りこめなくなる人
- シリアスな物語には、ほのぼのしたゆるい絵柄より**描きこみの多い緻密な絵**を求める人

## 良い所

- 主人公に共感して**ついつい応援したくなる**作品です。最初の巻の終わりで一段落ついたと思いきや、問題は片づいたのにこの先何が起こるのかと気になって、すぐ次の巻に手が伸びました。
- **ほのぼのした絵柄なのに、物語はかなりシリアス**です。筋もよく練られていて、伏線がどう回収されるのかも楽しみです。重めの話でも、主人公が精一杯がんばって「やったね」と言える結末に落ち着くので、
- 最初は同じ日をやり直すタイムリープもの、中盤以降は異能の敵とぶつかる能力バトルとして、**ひとつの作品で二度楽しめる**のがうれしいところ。タイムリープとバトル、どちらが好きな人にも勧めたい一作。
- **主人公の狂気があって初めて成り立つ能力バトル**だ。痛快に勝つその裏で、どれだけ痛い目にあい、何度窒息したのかを考えるとゾッとする。それでも結末は甘めで、ほっとさせてくれる。
- 幼なじみのために、同じ一日を何十回も繰り返して走り回る主人公がかわいくてたまらない。何でもできるとはいえ、**使いこなすには並外れて強いメンタルが要る力**なので、そのしぶとさにも驚かされる。

## 悪い所

- 時間を戻しても、救われるのは戻った主人公の世界だけではないのか。**タイムリープの矛盾や能力の設定に詰めの甘さ**が目立ち、池に戻れそうにない場面でやり直している点も気になってしまう。
- 最初は骨を折られるほど追いつめられていたのに、その後は殴られる程度でゆるゆるです。**やられる描写が甘く、危うさが伝わりにくい**うえ、池から離れた場所で本人が戦うのも無謀に見えます。
- 絵は上手いとは言えません。かわいらしく、ほのぼのしたタッチにもそれなりの味はあるものの、**軽く描いたようで深みが感じられない**のが惜しいところです。
- 今のところは**使い古されたタイムループもの**という印象がぬぐえない。軸となる流れも、よくあるタイプのものだ。ヒロインのかわいさはピカイチなので、そこに期待をつなぎたい。
- 好きな幼なじみのためとはいえ、**ささいな用事にまで能力を使っていいのか**とモヤッとする回もあります。途中から急に残虐なシーンが増えたのにも、少し焦りました。
