# 機動警察パトレイバー

## 基本情報

- 著者: ゆうきまさみ
- 連載: 週刊少年サンデー
- ジャンル: 少年漫画、警察ドラマ、SF・ロボット漫画
- 評価: 8.8/10
- 最終更新日: 2026年08月10日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/c637ded4-0d12-424b-92f2-2242126ca116

## あらすじ

巨大な人型作業機械が工事現場で当たり前に動く、近未来の東京。便利になった裏側で、その機械を使った犯罪も増えていった。取り締まるために作られたのが、警視庁のはみ出し者ばかりを集めた専門部隊。新型機に一目惚れした新人の女性警官は、大手メーカーの跡取り息子や、血の気が多すぎる同僚、頼りなさそうに見えて食えない隊長と肩を並べる。日々は書類仕事と出動の繰り返し。そこへ、ある大企業が極秘に育てていた実験機が街に牙をむく。会議も根回しも予算も描き込まれ、鉄の巨人が動く街のにおいまで伝わってくる。汗くさいお巡りさんと近未来が同居する、色あせない警察ドラマ！

## この漫画を読むのに向いている人

- 空想の機械が街で働く近未来を、絵空事ではなく**地に足のついた社会の話**として読みたい人
- **会議や根回しまで描かれる働く大人の物語**が好きで、派手な戦闘場面だけでは物足りない人
- はみ出し者が集まった職場の**気の置けないやり取り**を、事件の合間にずっと眺めていたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- ロボット同士の**派手な戦いだけ**を心待ちにしていて、会議や根回しの場面は飛ばしたくなる人
- 悪をきっぱり倒して終わる**すっきりした勧善懲悪**を求めていて、読後の後味の重さが苦手な人
- 描かれた**近未来の道具立てに古さ**を感じると、そこが気になって物語に入り込めなくなる人

## 良い所

- ロボットが出てくるのに、描かれているのは地に足のついた日本の社会だった。設定も展開も人物の描き方も、古い作品とは思えないほど整っていて、気づけば**現実味の勝った近未来**に引き込まれていた。
- 子どもの頃はメカの格好よさしか見ていませんでした。大人になって読み返すと、機械の作り込みと**大人の事情がぶつかる人間ドラマ**が見えてきて、同じ本とは思えないくらい面白いです。
- 主役は精鋭でも何でもない、寄せ集めの部隊。この**でこぼこな顔ぶれのやり取り**を眺めているだけで飽きません。愛機にべた惚れの新人も、腹の底が読めない隊長も、ずっと見ていたくなります。
- ロボットが暴れる話だと思って開いたら、政治や産業の**うす暗いところ**をこれでもかと描いてくるので驚いた。つかみどころのない隊長の立ち回りが好きで、そこばかり読み返している。
- 連載当時から見た十年後を描いたはずなのに、報道のあり方や働き手の問題まで言い当てていて背筋が寒くなる。**今の日本を先回りしたような話**が並んでいて、古びるどころか怖いくらいだ。

## 悪い所

- ロボット同士の戦いを楽しみに読み始めたら、**会議室のやり取りや根回しの場面**が延々と続いて手が止まった。派手な立ち回り目当てだと、肩透かしを食らうかもしれない。
- 近未来のはずが、現実の方が追い越してしまった。**記録媒体まわりの描写**などに時代を感じてしまい、今の感覚で読むと古めかしく映る場面があるのは否めない。
- 敵の動機が、社内での出世やデータ集め、個人の気まぐれな悪意と**ねじれた形**をしている。悪をやっつけてすっきりしたい気分のときには、どうにも噛み合わなかった。
- 重い話に入ると、序盤の**のんきで笑える空気**がすっと消えてしまいます。組織の駆け引きも込み入っていて、働いた経験がないと飲み込みづらいところが残ります。
- 警察側にどっぷり肩入れして読んでいたぶん、うまく立ち回った相手が逃げ切る展開が悔しかった。組織の理不尽さが生々しい分、**すっきりしない幕引き**にもやもやが残った。
