# 百合にはさまる男は死ねばいい！？

## 基本情報

- 著者: 蓬餅
- 連載: LINEマンガ
- ジャンル: ガールズラブ、青春、吹奏楽、百合
- 評価: 8.8/10
- 最終更新日: 2026年06月16日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/c65501d8-f7a5-49b3-8471-87fe68e1157c

## あらすじ

南陵高校吹奏楽部でトランペットの1stポジションを守ってきた片桐千早は、全国レベルの強豪校から転校してきた天才奏者・相川響に立場を奪われてしまう。嫉妬と羨望から始まった関係は、相川が音楽一家の重圧から逃げたがっていることを知るうちに変わっていき、二人はやがて互いに「名前のつけられない感情」を抱くようになる。コンクールを軸に、相川が期間限定で付き合い始めた男子部員・日向との三角関係、顧問と外部コーチの複雑な関係、後輩のオーディションへの奮闘、サブキャラたちの葛藤と救済が丁寧に描かれる、吹奏楽部を舞台にした全12巻の青春群像劇！

## この漫画を読むのに向いている人

- 吹奏楽部を舞台にした**魂を削り合うような激重の感情描写**と、本格的な音楽描写を求める人
- 恋愛とも友情とも言い切れない、独占欲と嫉妬が交差する繊細な心理描写に惹かれる人
- きれいな絵でじっくり描かれた、思春期の少女たちの青春群像劇が好きな人

## この漫画を読むのに向いていない人

- タイトルの雰囲気とは裏腹に、**重苦しい展開**が長く続く作品に疲れを感じる人
- 物語がゆっくり進むことにストレスを感じ、テンポの速い展開を好む人
- 男性キャラが重要な役割で登場する展開にノイズを感じる、純粋な百合世界だけを求めている人

## 良い所

- タイトルで敬遠しそうになったけど、読み始めると中身は驚くほど硬派。**楽器に真剣に打ち込む女の子たちの情熱と挫折**が丁寧に描かれていて、いつの間にか引き込まれていた。
- 打ち切りの危機をくぐり抜けながらも、一本の強固な芯を折らずに描き続けた作品。**作品やキャラクターへの誠実さ**が滲み出ていて、読んでいて信頼できる漫画だと感じた。
- 登場人物が全員、複雑な事情と苦悩を抱えながら生きているのがリアル。メインの二人だけでなく**サブキャラや顧問に至るまで人間関係の描写が丁寧**で、読んでいて胸が熱くなった。
- 吹奏楽のコンクールオーディションがリアルで、合否だけでなくパートの問題も絡んでくる。**悔し泣きしながら努力する後輩の姿**も丁寧に描かれていて、吹部経験者は特に刺さると思う。
- ついに二人が想いを通わせる瞬間は感無量だった。**友情と才能と恋愛がぐちゃぐちゃに混ざりながらもブレない青春の軸**があって、全12巻で完結まで読み通して本当に良かった。

## 悪い所

- 男の存在が苦手な人にはきつい。日向が相川に絡む展開が序盤から続くため、**純粋な女同士の百合を求めていると読むのがしんどい**。タイトルに比べて男がガッツリ登場する。
- 時系列が無意味に前後する構成が読みにくかった。**過去と現在を行き来する演出**が多く、感情移入したいタイミングでリズムを崩されてしまうことが何度もあった。
- 中盤以降に**文字数の多いセリフや独白の回が目立つ**ようになって、テンポが落ちる。設定をキャラに語らせる回が続くと、小説を読んでいるような感覚になってしんどかった。
- 百合漫画という前提で読んだら、**男性キャラが女性同士の関係性に決定的な役割で介入してくる**展開が続く。作品として嫌いじゃないけど、この点がずっと引っかかってしまった。
- はたから見ると部活をサボって彼氏と遊んでいるだけの相川をめぐる展開が、コンクールを切実に目指している他の部員との温度差を生んでいて**ストレスがたまった**。
