# ケイリン野郎 周と和美のラブストーリー

## 基本情報

- 著者: くさか里樹
- 連載: Judy
- ジャンル: 恋愛、ヒューマンドラマ、スポーツ、自転車
- 評価: 7.9/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月04日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/c7fc2d4e-0bb6-45d2-9fd1-b00eee7b1d70

## あらすじ

婚約者に裏切られた岡和美は、やけになって見合いの席に出る。相手は同じく恋人に裏切られたあてつけで来ていたプロ競輪選手・伊東周。勢いのまま二人は結婚してしまう。競輪をまるで知らなかった和美は、命がけでバンクを走る勝負の世界と、周の激しい気性に振り回される。それでも競輪を学び、不器用な夫を支えるうちに、夫婦の絆は少しずつ太くなっていく。長男が生まれても平穏は訪れない。周は大怪我とスランプに沈み、家は火事で焼け落ちる。同期のライバルとの間に生まれた影は、二人を離婚の一歩手前まで追い込む。それでも正面からぶつかり合っては、そのたびに愛を確かめ直していく。恋からではなく結婚から始まった、泥くさくて長い長い夫婦の道のり！

## この漫画を読むのに向いている人

- 恋より先に結婚が来る出会いに惹かれ、**年月をかけて太くなる夫婦の絆**をじっくり追いかけたい人
- 口下手な男の**ぶっきらぼうな愛情表現**にきゅんとしてしまい、昔ながらの絵柄にも味を感じる人
- **命がけの勝負と家庭の騒がしさ**が同時に押し寄せる長編を、腰を据えてじっくり読み通したい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **昭和のままの亭主関白ぶり**が出てくるだけで気持ちがささくれ、先を読み進めにくくなる人
- 夫の身勝手さや**妻に我慢を強いる展開**が挟まると、続きを開く気力がなくなってしまう人
- 結末まできっちり整理された終わり方を求めていて、**含みを残したままの幕引き**が苦手な人

## 良い所

- 振られた腹いせ同士の見合い結婚という始まりなのに、読むうちに二人の距離が縮んでいきます。ふわふわしていた和美が**しっかり者の女房**に変わっていく姿が、いちばん胸に響きました。
- 周の一言で舞い上がったり落ち込んだりしていた和美が、続編では逆に周を振り回している。**奥さん命になった夫**のかっこ悪さがおかしくて、こんなに辛抱強い嫁はいないと笑ってしまった。
- 続編で子どもたちが大きくなっていて嬉しくなる。弟子の五人まで転がり込んできて、家の中は騒がしいまま。**騒々しさごと愛おしい家**という感じで、俺様な夫も変わらないのがいい。
- 結婚してから始まる純愛なのに、そこらの恋愛ものよりずっとドロドロしている。競輪選手の毎日がここまで過酷だと、俺はこの作品ではじめて知った。**バンクで身を削る日々**が生々しい。
- 母の本棚にあったのを思い出して買い直しました。絵柄は今風ではありませんが、そこがかえって味わい深いです。**ぶっきらぼうな愛情表現**にいまだにきゅんとしてしまう自分がいます。

## 悪い所

- 感情移入して読むほどイライラが募る。勝てない時の八つ当たり、そのうえ浮気。周りの友人まで妻に我慢を促す場面があり、**中盤から主人公への嫌悪**が消えなくなった。
- 昭和から平成初めの空気がそのまま出ている。当時は疑いもせず読んでいた自分が怖い。力の弱い妻に手を上げる場面はさすがにきつい。**昭和のままの夫婦観**が苦手な人にはすすめられない。
- とにかく周の俺様ぶりに腹が立つ。おごり飲みの金遣いも好きになれない。**和美でなければ成り立たない夫婦**だと思うし、彼には最後まで共感できなかった。話自体は楽しめただけに残念だ。
- 時間の進み方がもう少し欲しかった。終わり方もわかりにくく、車椅子のままなのか治ったのかがはっきりしない。**中途半端に閉じた結末**という印象だけが残る。
- 懐かしくて読み返したが、この作品のせいで恋愛観がゆがんでいた気すらする。俺様な自転車野郎を素敵だと思っていた頃もあった。今は**昔ときめいた男性像への幻滅**しかない。
