# ブラッディ＋メアリー

## 基本情報

- 著者: サマミヤアカザ
- 連載: 月刊Asuka
- ジャンル: 少女漫画、アクション・バトル、吸血鬼、ダークファンタジー
- 評価: 7.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月02日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/c973ddbd-706d-4492-9427-aa8fb3fef225

## あらすじ

何百年も生き続けてきた赤い髪の吸血鬼メアリーが望むのは、ただ死ぬこと。自分を消せる祓い手を探して横浜をさまよい、たどり着いたのは神学校に通う神父・一郎だった。ところが一郎は夜ごと吸血鬼に命を狙われる血を継ぎながら、肝心の祓う力を持っていない。守ってくれるなら、力が戻った時に必ず殺してやる。利害だけで結ばれた奇妙な主従が、こうして動き出す。やがて一郎の亡き父の死の真相、メアリーの中に眠るもうひとつの魂、不老不死に狂った男の企みが絡み合い、舞台は海を越える。裏切りと激闘の果てに少年は祓い手として目を覚まし、二人はそれぞれの宿命と向き合っていく。死にたがりと殺したがりが自分の手でつかむ結末！

## この漫画を読むのに向いている人

- 散らばった謎が**終盤で一斉に繋がっていく読み心地**が好きで、伏線を追いながら先へ進みたい人
- 終わりのない命を背負った者たちの**生きることの苦さ**に触れて、読み終えたあと静かに考え込みたい人
- **死にたがりの吸血鬼と口の悪い神父**という噛み合わない二人が変わっていく過程を見たい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 絵の綺麗さより**コマ割りのわかりやすさ**を大事にしていて、状況がすっと頭に入る作りを求める人
- 次々に設定が増えていく進み方が苦手で、**謎が少しずつ解けていく落ち着いた展開**を好む人
- 男同士の近い距離の描き方に**はっきりした線引き**を求めていて、曖昧なままだと落ち着かない人

## 良い所

- 前半でばらまかれた謎が終盤で一気に繋がっていく組み立てに唸りました。**人間くさい吸血鬼**が主役なのも私の好みで、重い話の合間に軽いやりとりが挟まるおかげで疲れずに読めます。
- 終盤の**双子の兄弟の情**にずっと涙腺がゆるみっぱなしでした。死にたいと願う者の周りには生きてほしいと願う人ばかりいるのに、たった一人だけ誰にも望まれていない。その皮肉が刺さります。
- 吸血鬼といえば俺様、という思い込みが最初の数ページで崩れました。**死にたがりのネガティブな吸血鬼**と、狙われる側なのに口の悪い神父。この噛み合わなさが楽しくて、ずっとにやにやしています。
- どう終わるのか気になって追いかけ続け、最終回で滅茶苦茶泣きました。とげとげしいだけに見えた**主従の間柄が変わっていく**積み重ねが効いていて、幸せでいてほしいと願わずにいられません。
- 吸血鬼と神父の話かと思ったら、生徒会長も執事も幼なじみも親戚もおいしいところを持っていきます。**あらゆる形の愛が詰め込まれている**ので、どの組み合わせで読んでも刺さるところがありました。

## 悪い所

- 絵はとても綺麗で眺めているだけでも楽しいのに、誰が何を考えて動いているのかが頭に入ってきません。**コマ割りが状況を運んでくれない**せいで、イラスト集をめくっている感覚に近かったです。
- 読み進めても謎が増えるばかりで、**広がりすぎた設定**がきちんと畳まれるのか不安になりました。もう少し解けてから次を出してほしいと思いながら、途中で読む手が重くなっています。
- 作者が描きたいものは伝わってくるのに、それを形にしきれていない感じがしました。**男同士の距離の中途半端さ**が読みにくく、いっそ振り切ってくれた方がすんなり入ってきた気がします。
- 戦いは多いのに勧善懲悪ではなく、誰もが何かに飢えている作りは好みでした。ただ**全員が埋め合う相手を見つける**のはさすがに出来すぎていて、終盤は気持ちが冷めていきました。
- 守られる側の神父も正義の人というわけではなく、先行きが見えないまま読み続けていました。**血を無理やり飲ませる扱い**が可哀想で、その場面のたびに気持ちが沈んでしまいます。
