# ドロヘドロ

## 基本情報

- 著者: 林田球
- 連載: 月刊IKKI、ゲッサン、ヒバナ
- ジャンル: アクション、カオス、ダークファンタジー、ディストピア
- 評価: 8.8/10
- 最終更新日: 2026年07月18日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/cbdbedf0-4f74-446f-a4a6-180abe6ecbfd

## あらすじ

魔法使いの実験場にされ、荒れ果てた人間の街ホール。ある日、頭をトカゲに変えられ記憶まで奪われた男カイマンは、食堂を営む親友ニカイドウと組み、自分をこの姿にした犯人を探して魔法使いを狩り続ける。口の中に潜む謎の男を手がかりに追ううち、部下を殺された魔法界の支配者・煙が刺客を送り込み、やがてカイマン自身の正体と、幾人もの人格が絡み合った因縁が少しずつ暴かれていく。線を埋め尽くす描き込みと、全員どこか壊れているのに妙に憎めないキャラたち。グロも謎も友情も飲み込んで、混沌の底から晴れやかへ突き抜ける唯一無二のカオス・ダークファンタジー！

## この漫画を読むのに向いている人

- いかれた設定と**唯一無二のカオスな世界観**に、頭からどっぷり浸かって抜け出せなくなりたい人
- どぎついグロさの奥にいる、**いかれているのに愛おしいキャラ**たちに心をつかまれたい人
- コマの隅々まで**執念じみた描き込み**がびっしり詰まった画面を、心ゆくまで味わい尽くしたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 人体がバラバラに解体されるような、血みどろで**過激なグロ描写**がどうしても受けつけない人
- 謎が謎を呼ぶ展開より、伏線がすっきり畳まれた**筋道の通ったわかりやすい物語**を追いたい人
- 線がびっしり詰まった画面より、**余白の効いたすっきりした絵柄**でゆっくり読み進めたい人

## 良い所

- アニメから知って読んだ。冒頭から謎だらけなのに、解説が入ると素直に飲み込めて一気に読んでしまった。カイマンとニカイドウの**曲がらない友情**に胸が締めつけられた。
- リアルなグロは苦手なのに、この作品は読めてしまう。ダークな世界なのに空気はどこかカラッとしていて、全員いかれているのにみんな魅力的。**余白ゼロの描き込み**に圧倒された。
- ゴチャゴチャ詰まった絵とグロい表現に、最初は取っつきにくかった。それでも惹かれるまま進めるうち、気づけばどっぷりハマっていた。今ではあの**混沌とした画面**が欠かせない。
- 装丁が画集みたいに美しくて、それだけで満足した。親切な語り手がいるわけでもないのに、置いてけぼりにならず世界へ入り込める。何よりこの**芸大仕込みの画力**に唸った。
- グロ系のB級エンタメと言えばそうなのに、演出も展開も世界観もエンタメに全振りされている。長い話なのに中だるみしない。作者の**振り切ったセンス**だけで最後まで走り切れた。

## 悪い所

- 世界観も作画もセリフもオリジナリティがあってすごい。ただ物語を面白いと感じるかは人を選ぶと思う。惹かれて買い続けてはいるものの、正直まだ**はまりきれない**自分がいる。
- 一見グロいのに、主要キャラはみんな良い人ばかりで、精神的にくる展開は思ったより少ない。作風は好きなのだけれど、線を大量に描き込んでいるぶん**目が滑って読みにくい**のは否めない。
- 口の中の男は誰なのか、誰がトカゲに変えたのか。序盤で示された核心が、中盤以降はどんどん別の話に流されていく。展開がかなり遅く感じて、**じれったさ**が最後まで残った。
- 描き込みがすごすぎて、戦闘シーンでは何がどうなっているのか一瞬見失うことがある。コマ割りもかなり独特なので、**戦闘の流れをつかむ**のに何度も読み返す羽目になった。
- 長い物語の結末としては、最後が急に丸く収まった印象を受けた。ダークで過激な勢いが薄れて、各キャラの因縁の決着が**駆け足**に感じられたのが少し残念だった。
