レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
帝一の國 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
帝一の國
完結著者: 古屋兎丸
連載: 週刊ヤングジャンプ
評価: 8.8/10
あらすじ
昭和のころ、政治家や官僚を数多く送り出してきた名門・私立海帝高校。ここで生徒会長になった者は日本一の大学へ進み、政界の最強派閥に迎えられる。総理大臣になって自分の国を作りたい。その野望をかかげる新入生の赤場帝一は、まずクラスのまとめ役を勝ち取り、次に有力な先輩へ忠誠を誓う「犬」となって、その人を会長の座へ押し上げなければならない。親友で参謀の光明とともに、帝一はライバルたちとの票の奪い合いに身を投じていく。裏工作も賄賂も飛び交う選挙戦、洗脳や拉致まで起きる二年目。自分の野望と学校の行く末を天秤にかけた帝一は、最後の一票をどこへ投じるのか。男子高校生たちによる、全力すぎる権力闘争!
読む前に確認したい相性
向いている人
- まじめくさった顔でばかばかしい作戦を進める、笑いと本気が同居した学園ものを読みたい人
- 票の読み合いや裏工作といった、大人顔負けの権力争いを学園の枠組みで味わってみたい人
- 勢いのあるギャグと、ひりつく選挙戦の張りつめた空気が交互に押し寄せてくる運びを楽しめる人
向いていない人
- じっくり読ませる落ち着いた学園ドラマが好みで、始終だれかが叫んでいる騒がしさが苦手な人
- 登場人物どうしの距離感やふざけた奇行が、現実味のないおふざけにしか見えず冷めてしまう人
- 主人公にまっすぐ寄り添いながら読みたくて、心の内が読めない主役だと肌に合わない人
良い感想・レビュー
- 先輩を勝たせるための、どこか脱力した作戦が続く。それでも話は思わぬ方へ転がるし、主人公を支える親友のフェミニンな立ち回りに私は笑わされた。まじめな顔でくだらないことをやる空気がいい。
- 口だけ自信満々の先輩より、裏で手を回したと涼しい顔で明かす側のほうがよほど怖いです。表に出ない策士がいちばん強いという描き方に、僕はすっかり引き込まれました。
- 実写映画がおもしろかったので原作にも手を出した。きれいだけれど癖のある絵と、つまずかない運びが私には合う。大人の期待を喜んで背負う主人公というのも新しくて、最後まで楽しめた。
- 終わり方はいろいろ都合よく進みすぎに見える。それでもここまでの経緯を思い返すと、むしろすがすがしい。登場人物の全員が愛おしくなる読み心地で、しみじみ胸がいっぱいになった。
- 最初はまじめすぎる優等生かと思ったら、途中からどんどんおかしな方へ転がっていく。重いはずの権力争いを大まじめにばかばかしくやる落差が効いていて、俺は笑いっぱなし。
悪い感想・レビュー
- 前半の選挙戦がおもしろすぎたぶん、主人公が二年になってからは物足りない。新入生がギャグ側へ振れすぎて、先輩後輩の張りつめた空気が消えたのがつらい。翻弄される主人公に威厳を感じられなかった。
- 新しく入ってきた面々の濃さには、正直えっとなりました。一部のエピソードは話がファンタジーへ寄りすぎていて、乗り切れないまま読み進めた感じが最後まで残っています。
- 文化部を切り捨てる方針には、どうしても頷けない。全体を盛り上げようとする側の考えのほうが、生徒みんなのためになるはず。勝ち筋のために切られる側の扱いが私には引っかかる。
- 脇の話はおもしろいのに、肝心の主人公にどうも惹かれない。幼いころの出来事が今の姿とつながらない気がして、私は距離を置いたまま読んでいた。ヒロインの心変わりも話の面白さには結びつかない。
- みんなが大声で叫び合うような熱量がずっと続くので、静かな学園ものを求めていた俺には疲れが残った。荒唐無稽なノリに乗れないと、全部が茶番に見えてしまう危うさもある。
良い感想・レビュー
- 先輩を勝たせるための、どこか脱力した作戦が続く。それでも話は思わぬ方へ転がるし、主人公を支える親友のフェミニンな立ち回りに私は笑わされた。まじめな顔でくだらないことをやる空気がいい。
- 口だけ自信満々の先輩より、裏で手を回したと涼しい顔で明かす側のほうがよほど怖いです。表に出ない策士がいちばん強いという描き方に、僕はすっかり引き込まれました。
- 実写映画がおもしろかったので原作にも手を出した。きれいだけれど癖のある絵と、つまずかない運びが私には合う。大人の期待を喜んで背負う主人公というのも新しくて、最後まで楽しめた。
- 終わり方はいろいろ都合よく進みすぎに見える。それでもここまでの経緯を思い返すと、むしろすがすがしい。登場人物の全員が愛おしくなる読み心地で、しみじみ胸がいっぱいになった。
- 最初はまじめすぎる優等生かと思ったら、途中からどんどんおかしな方へ転がっていく。重いはずの権力争いを大まじめにばかばかしくやる落差が効いていて、俺は笑いっぱなし。
悪い感想・レビュー
- 前半の選挙戦がおもしろすぎたぶん、主人公が二年になってからは物足りない。新入生がギャグ側へ振れすぎて、先輩後輩の張りつめた空気が消えたのがつらい。翻弄される主人公に威厳を感じられなかった。
- 新しく入ってきた面々の濃さには、正直えっとなりました。一部のエピソードは話がファンタジーへ寄りすぎていて、乗り切れないまま読み進めた感じが最後まで残っています。
- 文化部を切り捨てる方針には、どうしても頷けない。全体を盛り上げようとする側の考えのほうが、生徒みんなのためになるはず。勝ち筋のために切られる側の扱いが私には引っかかる。
- 脇の話はおもしろいのに、肝心の主人公にどうも惹かれない。幼いころの出来事が今の姿とつながらない気がして、私は距離を置いたまま読んでいた。ヒロインの心変わりも話の面白さには結びつかない。
- みんなが大声で叫び合うような熱量がずっと続くので、静かな学園ものを求めていた俺には疲れが残った。荒唐無稽なノリに乗れないと、全部が茶番に見えてしまう危うさもある。









