# ソムリエール

## 基本情報

- 著者: 城アラキ
- 連載: ビジネスジャンプ
- ジャンル: 青年漫画、グルメ・お仕事
- 評価: 8.2/10
- 最終更新日: 2026年07月11日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/d1a81166-eab9-48ca-8baf-ad33ca80460a

## あらすじ

両親を亡くし、スイスの山あいにある施設で育った樹カナ。名も知らぬ援助者のおかげでワイン造りを学び、東京のレストランでソムリエール見習いとして働きはじめる。ワインへの知識と情熱はあふれるほどなのに、支配人からは「客を見ていない」と厳しく言われ、人と向き合うことの意味を一から学んでいく。訪れる客のひとりひとりに、その心をほどく一本のワインがある。グラスの向こうにひろがる歴史と物語が、すれ違った人と人をそっと結び直す。やがてカナは、自分を支えてくれた足長おじさんの正体と、父が残した過去を追ってフランスへ。ワインが運ぶ人情と再会の物語！

## この漫画を読むのに向いている人

- ワインの知識がなくても、**一杯ごとに宿る歴史と人情の物語**をじっくり味わってみたい人
- ただのうんちく漫画で終わらせず、**お酒を軸にした温かな人間ドラマ**として楽しみたい人
- 難しい知識がなくても、気軽に読みながら**知らなかったワインの奥深さ**に少しずつ触れてみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 登場人物が客の生き方に踏み込んで諭す流れに、**上から目線の説教くささ**を感じてしまう人
- 毎回一話完結で似た型がくり返される作りより、**本筋がぐいぐい動く物語**をまっすぐ求めたい人
- ワインのうんちく解説だけでなく、**料理とワインの相性**まできちんと描いた作品を読みたい人

## 良い所

- ワインのことはさっぱりなのに、するする読めてしまう。うんちくだけの漫画かと思いきや、**ワインを軸にした人間ドラマ**として成り立っていて、ちょっと変わった銘柄まで知れるのがうれしい。
- 一話ごとに一本のワインが出てきて、その歴史を語りながらお客の心をほどいていく。同じ形なのに毎回**巧みに運ばれる展開**で、不思議と飽きずに次を読みたくなる。
- 絵柄が作品によく合っていて、注がれる一杯にちゃんとドラマがある。ワインが好きな人はもちろん、飲めない私でも**銘柄ごとの物語**にひきこまれて、その奥深さをしみじみ感じる。
- 主人公のまわりで起きる人間模様が楽しくて、ときどき涙ぐみながらページをめくった。お酒は飲めないけれど、**料理とワインの取り合わせ**を頭で想像するだけでも満たされる。
- ワインだけでなく、ワインを愛する人まで丁寧に描くのがいい。**ひたむきな情熱がまわりを動かしていく**さまが心地よくて、最後まで手を止めずに読み終えた。

## 悪い所

- 話としては面白い。でも毎回お客の私生活に踏み込んで、その生き方を正そうとするのが引っかかる。こんな若い子に上から諭されると、**差し出がましさ**を感じてしまった。
- 物語に無理やりワインを絡めている感じがして、そこがどうにも受けつけない。肝心の**ワインがちっとも美味しそうに見えない**のも、正直なところ残念だった。
- ワインの話はいいのに、**料理との相性にはまるで触れない**のが物足りない。作者が知識をひけらかしたいだけに見えてしまう場面もあって、少し鼻についた。
- 足長おじさんの正体は予想どおりで、**謎解きやサスペンスは不得手**なのだと思う。それでも人情の部分と合間のコメディが楽しくて、結局は最後まで読んでしまう。
- 一話完結が続くあいだは本筋がほとんど動かず、終わりが決まってから慌てて解決編に入るので、進展がだいぶ端折られてしまう。その**終盤の駆け足感**が惜しくて仕方なかった。
