# 放課後さいころ倶楽部

## 基本情報

- 著者: 中道裕大
- 連載: ゲッサン
- ジャンル: 学園・青春、少年マンガ、テーブルゲーム・ボードゲーム
- 評価: 7.9/10
- 最終更新日: 2026年08月21日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/d216e72a-e5bf-4c1e-a9d1-4cefd08036b4

## あらすじ

春の京都。引っ越してきたばかりの明るい女子高生・綾は、いつも一人で過ごしていた引っ込み思案な同級生・美姫と友達になる。ある放課後、生真面目な委員長のあとをそっとつけた二人がたどり着いたのは、路地裏の奥にひっそり構えるアナログゲーム専門店だった。店長や委員長に教わりながら触れるのは、世界じゅうのボードゲーム。サイコロを振り、駒を進めるたびに、うまく言えずにいた気持ちがぽろりとこぼれていく。ドイツから来た転校生も加わり、勝ち負けの向こう側で少女たちは自分の夢と向き合いはじめる。読み終えたころには誰かと卓を囲みたくなっている、盤上から始まる青春！

## この漫画を読むのに向いている人

- ルールを知らない遊びでも、**面白さの勘所**がすっと伝わってくる読み心地を味わいたい人
- 机を囲む遊びから人の関係が動いていく、**穏やかな学園ものの空気**にゆっくりひたりたい人
- 好きなものを仕事にしたいという**作り手側の迷いと喜び**まで踏み込んで読みたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 主人公が最初からぐいぐい前に出ていく、**勢いのある引っぱり方**の物語を読みたい人
- 文字で読む**方言のやりとり**が続くと、どうにも引っかかって話に入りづらくなる人
- 勝ち負けの決着まで**はっきり描き切る**筋書きでないと物足りなく感じてしまう人

## 良い所

- アナログゲームをまるで知らない私でも、出てくる遊びの**面白さそのものが伝わってきます**。ただの紹介で終わらず、自分もやってみたいなと思わせてくれるところが好きです。
- 遊んだことのある作品が出てくると、キャラの一喜一憂に**ぐっと近づける**。名前だけ見かけていた遊びの中身までわかって、知らない側の楽しみ方もちゃんと残されている。
- ややこしい遊びは説明書だと頭に入らないのに、**遊ぶ場面を見ると一気に飲み込めます**。どこが面白いのかまで見えてくるので、読みながらうずうずしてきます。
- 一つの遊びごとに、人のつながりや気持ちの揺れがちゃんと立ち上がってくる。**卓を囲んだ先に生まれるドラマ**を大事にしている一作で、俺はそこが好きだ。
- 委員長が自分のゲーム作りに挑む流れがきれいに着地して、ひと区切りまでの読み応えがすごい。**作り手の誇り**にふれる言葉が、読んだあとも胸に残っている。

## 悪い所

- 話は面白いのに、**主人公の引っ込み思案さ**がどうにも苦手でした。そのうち明るく変わってくれるのかなと期待しながら、少し距離を置いて読んでいます。
- 舞台が京都でなければならない理由がつかめません。**文字で読む方言**にどうも引っかかってしまい、単に自分が慣れていないだけだとわかっていても、読む手がつい止まってしまいます。
- ボードゲームを楽しみに開いたのに、卓を囲む遊びとは違う趣向が挟まる回もある。**取り上げる遊びの選び方**が自分の好みと噛み合わないと、そこは少しがっかりする。
- **勝ち負けの描き方**をそっと避けている感じが気になる。誰かのせいで負けが続いても、それでも同じ顔ぶれで次のゲームに誘い合えるのだろうかと、ふと考えてしまった。
- 登場人物と遊びに役割を割り振って話を作っている、という**作り物めいた手ざわり**が最後まで抜けなかった。楽しい一年だったと振り返るラストの場面でも、どうしてもそこが引っかかってしまいました。
