# 異世界食堂 洋食のねこや

## 基本情報

- 著者: 犬塚惇平、エナミカツミ、ヤミザワ、モロザワ
- 連載: 月刊少年エース
- ジャンル: 料理・グルメ、異世界ファンタジー
- 評価: 8.3/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年09月18日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/d3729177-2290-4038-8614-6b6b09d6e7ab

## あらすじ

オフィス街の外れ、雑居ビルの地下にある創業五十年の洋食屋「ねこや」。ふだんは近所の人が通うだけの定食屋なのに、土曜の定休日になると店の扉は剣と魔法の世界の森や荒野、王宮へとつながる。エルフもドワーフも獣人も、世界を滅ぼす力を持つ竜さえも、たった一皿のために週に一度の扉をくぐってくる。角を隠して飢えていた魔族の少女はここで居場所を見つけ、名高い賢者と剣豪は好物の優劣をめぐって言い争い、常連たちはいつしか好きな料理の名前で呼ばれるようになる。腹が満ちれば、心もほどける。種族も過去も関係なく、同じ卓で湯気の立つ皿に夢中になる土曜日！

## この漫画を読むのに向いている人

- **知らない誰かが夢中で食べる姿**を眺めているだけで、こちらまで腹が減って幸せになれる人
- 一話ごとに客が入れ替わり、**毎回ちがう人生の断片に触れられる**オムニバス形式の短編集が好きな人
- 派手な展開よりも、**腹が満ちて気持ちがほどけていく時間**を、寝る前にゆっくり味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **先へ先へと話が転がる展開**を求めていて、一話完結の落ち着いたテンポだと物足りなく感じる人
- 同じ原作の別のコミカライズを読み込んでいて、**絵柄やコマ運びの好みがすでに固まっている**人
- アニメで筋をひととおり知っていて、**まだ見ていない展開だけを先に読みたい**と考えている人

## 良い所

- 常連がみんな好物の名前で呼ばれていて、**注文した一皿がそのまま人となりの説明になる**。食材の描き方も丁寧なので、私のように夜中に開くと確実に腹が減る。街の洋食屋らしい和洋折衷のお品書きにも和んだ。
- 主役は店主でも、客に光が当たる話が多いです。**脇役一人ひとりに好物と物語が用意されている**ので、読み手の性格まで見えてきます。週に一度だけ異世界につながる設定も、短いページ数でうまくまとまっています。
- 絵がきれいで、湯気や焦げ目の一つひとつが細かい。うまそうなだけでなく、**同じ卓を囲むうちに敵同士が仲間になっていく**変化まで描かれていて、読み終えると妙に満ち足りる。友情が芽生えていく回がとくに好きだ。
- 派手な事件は起きず、穏やかなやり取りが続くだけ。それでも**いつもの店でいつもの味に迎えられる安心感**があって、笑える瞬間も挟まる。淡々とした手触りこそ読みたかったもので、開くたびにこれでいいと思える。
- 前のコミカライズが好きになれず身構えていたものの、給仕の少女が年相応に描かれていて安心した。**人気どころの客が早い段階から顔を出す**ので、待たされる感じもない。この描き分けだけでも乗り換える値打ちがある。

## 悪い所

- 食べて驚く流れが毎回同じで、途中から飽きてきた。**動きのない一枚絵が続いて場面が進まない**ページも目につくし、物の値段や通貨の扱いも気になって集中が切れる。盛り上がる場面がないまま終わってしまった。
- 原作を読んでいると、細かい描写の省き方が引っかかる。体格の描き分けが説明と食い違っていたり、**一皿の裏にあるはずの手間が省かれている**箇所があって、そこだけ雑に見える。思い入れがある場面ほど気になった。
- 前のコミカライズを追いかけていた身には、**並び順が違うだけで中身は前と同じ話**に見える回がいくつもあります。絵柄も前のほうが好みでした。なぜ前の連載が終わったのかも腑に落ちません。
- 絵そのものは上手いのに、どうにも物足りない。**店主の表情やコマ割りの見せ方が前の版より地味**で、同じ場面を読んでも印象に残らない。前の版の店主の顔がちらつく。続きが読めるのは嬉しいだけに惜しい。
- アニメで見た話の先を期待して手に取ったのに、しばらく読んでも**知っている場面をなぞっている**だけでした。絵の好みも合わず、話は好きなのに読み進めるのがしんどい。絵だけなら評価は下げたいところです。
