レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
べしゃり暮らし の感想と評価(良いところ、悪いところ)
べしゃり暮らし
著者: 森田まさのり
連載: 週刊ヤングジャンプ
評価: 8.2/10
あらすじ
学校で一番おもしろいと言われ、爆笑王を気取っていた高校生の前に、関西から元プロの芸人が転校してくる。反発し合っていた二人はやがて漫才で意気投合し、コンビを組んでプロの世界へ足を踏み入れていく。客の冷ややかな反応、先輩芸人との出会いと衝突、仲間が裏方へ回る決断。笑わせることのしんどさを一つずつ知りながら、二人は日本一を決める大会へ向かっていく。舞台の空気まで運んでくる絵、しゃべりの間合いへのこだわり、そして笑いの後ろにある悲しみ。ネタで笑わせながら、相方とは何か、笑いとは何かという問いを最後まで手放さない。夢を追う若者の熱と痛みが同じ濃さで詰まった、本気の漫才青春譚!
読む前に確認したい相性
向いている人
- テレビの向こう側にある芸人という仕事の泥くささを、青春ものとしてじっくり味わいたい人
- 笑いを題材にしながら人間ドラマで泣かせにくる話が好きで、夢を追う姿に背中を押されたい人
- 写実寄りの絵が生む舞台の緊張感ごと、芸を見せる場面を体で受け止めながら読みたい人
向いていない人
- 重い事件が立て続けに起きる展開が苦手で、現実味のある話だけを静かに読み進めたい人
- 文字で追う漫才のやりとりでは笑いにくく、テンポや間まで再現されないと物足りなく感じる人
- 話の運びがじっくりめの長い連載につきあうより、短くきれいに畳まれた作品を選びたい人
良い感想・レビュー
- M-1の季節が来るたびに読み返してしまう。学園の爆笑王を名乗る男がどこまで行けるのか、一巻はきっちり学園ものとして組み立てられていて、この先の大きさを予感させる出だしの引きの強さがある。
- 目立ちたがりだった主人公が外の世界を知り、笑いを追いかけ始める。アドリブという武器を見せつけて初めて客を沸かせるくだりの運びがうまくて、この後どう転がるのかと前のめりになった。
- 舞台に立つ場面の緊張感がとにかく生々しい。写実寄りの絵で描かれる客席の空気が重くて、しゃべる大人たちの言葉もずしりとくる。ヒューマンドラマとしての作りも堅い。
- 漫画なのに声が出るほど笑った。お笑いや芸人という仕事への取材の厚みが伝わってきて、テレビで見ていた芸人さんを前より尊敬するようになったのが自分でも意外だった。
- あるあるネタをやる芸人を切り捨てず、その側に立って擁護しているのがうれしい。作り手のお笑いへの敬意がにじんでいて、テンポや間、空気といった漫才の肝も丁寧に拾われている。
悪い感想・レビュー
- 話作りが上手いのは分かるけれど、唐突すぎる悲劇の連打にはついていけなかった。地に足のついた人間ドラマとして読んでいたぶん、途中から挟まる極端な事件が邪魔に思えてしまう。
- 心に残る話がある一方で、古臭いメロドラマ寄りの展開が続くのには正直まいった。良いところは多いのに、これがあるせいで友達に勧めにくいのが惜しい。
- 主人公が無理して関西弁を使おうとするところがどうも好きになれず、ネタそのものの場面もいまいち乗れなかった。物語のほうは面白かっただけに、そこだけ引っかかる。
- 好きな作品ではあるけれど、漫才のくだりは文字で追うだけになってしまい笑えない。漫画という形の限界なんだろうけど、掛け合いの間が伝わってこないのはもったいない。
- 森田作品らしい荒っぽさと人情の混ざり具合を待っていたぶん、終盤に足された大きな仕掛けは要らなかった気がする。運び自体も丁寧だけれど少し遅い。
良い感想・レビュー
- M-1の季節が来るたびに読み返してしまう。学園の爆笑王を名乗る男がどこまで行けるのか、一巻はきっちり学園ものとして組み立てられていて、この先の大きさを予感させる出だしの引きの強さがある。
- 目立ちたがりだった主人公が外の世界を知り、笑いを追いかけ始める。アドリブという武器を見せつけて初めて客を沸かせるくだりの運びがうまくて、この後どう転がるのかと前のめりになった。
- 舞台に立つ場面の緊張感がとにかく生々しい。写実寄りの絵で描かれる客席の空気が重くて、しゃべる大人たちの言葉もずしりとくる。ヒューマンドラマとしての作りも堅い。
- 漫画なのに声が出るほど笑った。お笑いや芸人という仕事への取材の厚みが伝わってきて、テレビで見ていた芸人さんを前より尊敬するようになったのが自分でも意外だった。
- あるあるネタをやる芸人を切り捨てず、その側に立って擁護しているのがうれしい。作り手のお笑いへの敬意がにじんでいて、テンポや間、空気といった漫才の肝も丁寧に拾われている。
悪い感想・レビュー
- 話作りが上手いのは分かるけれど、唐突すぎる悲劇の連打にはついていけなかった。地に足のついた人間ドラマとして読んでいたぶん、途中から挟まる極端な事件が邪魔に思えてしまう。
- 心に残る話がある一方で、古臭いメロドラマ寄りの展開が続くのには正直まいった。良いところは多いのに、これがあるせいで友達に勧めにくいのが惜しい。
- 主人公が無理して関西弁を使おうとするところがどうも好きになれず、ネタそのものの場面もいまいち乗れなかった。物語のほうは面白かっただけに、そこだけ引っかかる。
- 好きな作品ではあるけれど、漫才のくだりは文字で追うだけになってしまい笑えない。漫画という形の限界なんだろうけど、掛け合いの間が伝わってこないのはもったいない。
- 森田作品らしい荒っぽさと人情の混ざり具合を待っていたぶん、終盤に足された大きな仕掛けは要らなかった気がする。運び自体も丁寧だけれど少し遅い。










