# FX戦士くるみちゃん

## 基本情報

- 著者: でむにゃん、炭酸だいすき
- 連載: コミックフラッパー
- ジャンル: 青年漫画、金融・ギャンブルサスペンス、心理戦・ダークコメディ
- 評価: 8.4/10
- 最終更新日: 2026年09月15日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/d50475f0-7d51-444c-a6fb-64844f126c02

## あらすじ

2008年、リーマン・ショックの荒波のなかで、中学生だった福賀くるみの母は家族に隠れて続けていたFXで2000万円を失い、自ら命を絶った。大人になったくるみは、バイトで貯めた30万円を握りしめ、母を奪った相場へ挑む。手堅く増やしていたはずが、友人の甘い誘いに足をすくわれ、父の隠し預金にまで手を伸ばしてしまう。何も知らないまま飛び込んだ知人は借金の坂を転げ落ち、四人を巻き込んだ運用バトルが火を噴く。丸っこくて可愛い絵柄の裏側で、数字が人の心を削っていく様子が一切の容赦なく描かれる。ネットの向こうから悲鳴が聞こえたあの日、画面を見つめる人に何が起きていたのか。目を背けたいのに背けられない、地獄への片道切符！

## この漫画を読むのに向いている人

- 可愛らしい絵柄との落差ごと楽しめて、**お金が人を壊していく過程**をじっくり見届けたい人
- 投資や相場に少しでも触れた経験があり、**あのときの判断を思い出しながら読む**覚悟のある人
- 損切りができない心理のしくみなど、**数字に飲まれる人の弱さを学べる**物語を求めている人

## この漫画を読むのに向いていない人

- **取り返しのつかない選択が続く展開**がこたえるので、心穏やかに読める作品を探している人
- 無謀な振る舞いをした人物が痛い目を見て終わる展開を望み、**報いのないまま話が進む後味**が苦手な人
- 学びだけを手早く受け取りたくて、**重く苦しい展開に付き合う時間**をあまり取りたくない人

## 良い所

- 表紙の丸っこい絵に油断していたら、相場が荒れた途端に**ふだんのゆるさと修羅場の息苦しさが切り替わる落差**に飲まれました。気持ちが滅入る一方なのに、チャートの続きだけは確かめたくなるたちの悪いホラーです。
- 自分も同じころに外貨を触っていたので、**証拠金の何百倍も動かせた時代の危うさ**がそのまま描かれていて背筋が寒くなった。あんな母親は現実にもいた、と苦い記憶ごと掘り返される。
- 自室で数字を眺めているだけの場面なのに、どうしてこんなに冷や汗が止まらないのだろう。**損切りができない理由を素人にも噛み砕いて教えてくれる**ので、怖いのにちゃんと勉強になってしまう。
- 学んで冷静さを取り戻した主人公が、まっとうな忠告を振り切って甘い誘いのほうへ寄っていきます。**自業自得と切り捨てられない転がり落ち方**で、去年似た損を出した身としては心から笑えませんでした。
- 限界までレバレッジを張って有り金を突っ込み、一晩で溶かす。その**お決まりの崩れ方が手順まで克明**で、ネットに流れてくる悲鳴の裏側はこうだったのかと腑に落ちた。

## 悪い所

- 危うさを何も調べないまま大金を張る人物に、いい加減バイトでもしろと言いたくなりました。**煽り役まで底意地が悪くて休ませてもらえない**ので、読んでいるあいだずっと肩が凝ります。
- はじめのうちは笑って読めたのに、新しい犠牲者を巻き込んだ**救いのない展開がひたすら続く作り**だとわかって、だんだん開く気力がしぼんでいった。誰にも肩入れせず眺めるしかないのがつらい。
- どれだけ借金を作って周りに迷惑をかけても、口先の謝罪であっさり流されてしまいます。**痛い目を見るべき人が見ないまま話が進む**ぶん、こちらの気持ちの落としどころがありません。
- FXの仕組みを学べると聞いて手に取ったものの、序盤から**どんな顔で読めばいいのかわからない重さ**が来ます。説明はたしかに親切なのに、楽しむ構えを作れないまま止まってしまいました。
- 主人公が追い詰められる場面の容赦のなさは、もはや**苦しむ姿を見せるために作られた絶望の見世物**に近い。読み終えるたび胃のあたりが重くなって、次を開くのに時間がかかる。
