# オフサイド

## 基本情報

- 著者: 塀内夏子
- 連載: 週刊少年マガジン
- ジャンル: 少年漫画、サッカー、スポーツ、青春
- 評価: 8.8/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年08月30日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/d545fe24-5a37-40d9-b9ae-1fb1170a15da

## あらすじ

弱小中学のゴールキーパーとして、勝てないまま最後の公式戦を終えた熊谷五郎。幼なじみが企画した引退試合で荒っぽい他校のエースたちとぶつかり合い、初めて白星をつかむ。名門校への進学は思わぬ事故で断たれ、たどり着いたのは向かいに建つ無名の私立高校だった。そこに集まったかつての好敵手たちと、五郎は打倒・名門を掲げて動きだす。司令塔への転向、宿敵との死闘、そして全国の頂へ。必殺シュートは一つも出てこない。あるのは走って、ぶつかって、泣いて、また立ち上がる高校生の姿だけ。Jリーグが生まれる前の日本で、サッカーに人生を預けた少年たちの三年間！

## この漫画を読むのに向いている人

- 派手な必殺技に頼らない**地に足のついた高校スポーツ漫画**で、部活の三年間をまるごと味わいたい人
- 主人公だけでなく、**チーム全員に見せ場がある群像劇**が好きで、脇役の物語にも心を動かされたい人
- **Jリーグが生まれる前の日本サッカー**の空気を知りたい人、当時の熱をもう一度たどってみたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 筋書きの意外性を第一に求めていて、**王道どおりに運ぶ試合展開**を物足りなく感じてしまう人
- **昔の少年漫画に残る荒っぽさ**が苦手で、喫煙や殴り合いの場面が出てくると読む気が薄れてしまう人
- 似た顔立ちの人物が並ぶと混乱しやすく、**登場人物の多い群像スポーツ物**を追いきれなくなる人

## 良い所

- 漫画にありがちな絵空事へ流れず、**地に足のついた高校サッカー**を最後まで描き切っている。主役だけでなく脇の物語まで丁寧に組まれていて、読後もしばらく尾を引く。
- 主人公一人の物語で終わらないのがうれしい。**チーム全員が主役級に働く**ので、勝ち上がるたびに胸が熱くなる。進むほど試合の描き込みもぐんと増えていく。
- 子どもの頃、これでサッカーのルールを知った。競技経験はゼロなのに、**何かに打ち込む学生時代のまぶしさ**だけは伝わってきて、いちばん好きな競技はいまもサッカー。
- 根性ものの枠には収まりません。友情も兄弟の情も、大人になる手前の揺れも描かれていて、何度も泣かされました。**脇役ひとりずつの息づかい**まで聞こえてきます。
- 誰か一人が決めて終わらないところがいい。力、速さ、技、勘。**タイプも性格もばらばらな四人の噛み合い**こそが、この作品でいちばん青春らしいと感じる部分。

## 悪い所

- キャラの造形そのものは好きなんだが、**似た顔立ちの選手が見分けづらい**のには参った。誰が誰だか追えなくなって、試合の途中で何度もページを戻すことになる。
- 展開があまりにも**王道すぎて先が読めてしまう**。次はこうなるなと思いながらめくると、たいていその通り。安心して読める代わりに、刺激のほうには欠ける。
- 部活を描きたかったと作者があとがきに書いているわりに、**教室や日常の学生らしい場面が少ない**。試合とその周辺ばかりで、彼らの普段の顔がもっと見たくなる。
- 派手な必殺技は一つも出てこないのに、**試合展開のむちゃくちゃさ**は相当なもの。地味な顔つきのままあり得ない筋を通してくるので、そこは笑って流すしかない。
- **高校生の飲酒や喫煙が軽く流される**あたりには、さすがに時代を感じる。殴り合いの場面もそれなりに多いので、いまの感覚で読み返す人は身構えるかもしれない。
