レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
パズルゲーム☆はいすくーる の感想と評価(良いところ、悪いところ)
パズルゲーム☆はいすくーる
完結著者: 野間美由紀
連載: 花とゆめ
評価: 8.4/10
あらすじ
私立葉蔓高校は、部活の予算どころか学園の経営まで生徒会が握っている風変わりな学校。三輪香月と押上大地、片岡美女の三人はここでミステリ研究会を立ち上げ、手先の器用な後輩の加瀬卓馬を迎えて動き出す。校内の小さな盗みから始まった謎は、やがて修学旅行先の殺人にまで膨らんでいく。後先を考えず飛び込む香月を、大地が淡々と理屈で引き戻し、そこへ美女の地道な聞き込みと卓馬の手品の腕が噛み合う。四人が揃うたび、誰にも見えていなかった真相が輪郭を現しはじめる。学園を出た四人はやがて探偵事務所を構え、親になり、その子どもがまた事件に出くわす。昭和の高校生が令和まで走り抜けた、少女漫画発の本格推理!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 筋の通ったトリックを追いたくて、少女漫画の絵で本格推理を読むという取り合わせに惹かれる人
- 高校生から社会人、親になるまで同じ顔ぶれの人生を長く追いかける読み方が性に合っている人
- 事件と恋愛が並んで進む話が好きで、主役カップルの生々しい距離感まで受け止められる人
向いていない人
- 今どきの若々しい絵柄でないと物語に入り込めない人や、ヒロインに高校生らしい幼さを求める人
- トリックの粗が見えると醒めてしまう人で、論理に穴のない謎解きだけをじっくり読みたい人
- 性的な場面が毎回のように挟まる推理ものが苦手な人や、家族のいる前で堂々と読みたい人
良い感想・レビュー
- 少女漫画のつもりで開いたら、宝石やインテリアのうんちくまで詰め込まれていて面食らった。恋の先にある性や妊娠、別れまで逃げずに描くので、中学の頃には少し背伸びが要った。
- 生徒が学園の主導権を握る設定はあり得ないのに、読み出すと妙に馴染む。嫌味だった生徒会長が回を追うごとに人間くさくなり、ミステリ研に頭が上がらなくなるのが楽しい。
- トリックはきちんと本格で、しかも犯人を突き動かすのが悲しみや憎しみといった生々しい感情なのがいいです。中学の頃は主役カップルの大人びた距離感にただ憧れていました。
- 高校編の少し荒唐無稽な事件も私は好きだ。卒業して社会に出てからはいつどこで起きてもおかしくない現実味のある事件に変わり、同じ顔ぶれなのに空気が入れ替わるのが面白い。
- 少女誌に推理ものがまだ珍しかった頃の作品で、少女漫画で本格推理をやってのけた先駆けだったのだと読み返して腑に落ちた。きわどい主役カップルの距離も込みで、派生シリーズまで追いかけている。
悪い感想・レビュー
- 話の作りは丁寧なのに、絵柄が大人びすぎてヒロインが高校生に見えないのが惜しい。制服を着ていてもどこか勤め人の顔つきで、学園ものらしい若さが伝わってこなかった。
- 後半は主役夫婦の娘が話の中心になっていく。十歳らしさの抜け落ちたマセた子ども像がどうにも好きになれず、高校編を目当てに手に取ると肩透かしを食らう。
- 一話ごとの謎解きを追っていくと、そもそもアリバイが成立していない回や物理的に無理のある仕掛けにぶつかる。細部まで詰めて読む人ほど引っかかりが残るはず。
- 推理ものなのにきわどい場面が毎回のように挟まり、表紙まで肌の露出が多いため、レジに持っていくのに勇気が要った。そのわりに絵柄のせいか色っぽさは薄い。
- 依頼を受けて潜入調査に出る型の話は、偶然転がり込んでくる謎に比べて起伏が乏しい。次世代編で娘を持ち上げる台詞も、こちらが白けるくらい大げさに響く。
良い感想・レビュー
- 少女漫画のつもりで開いたら、宝石やインテリアのうんちくまで詰め込まれていて面食らった。恋の先にある性や妊娠、別れまで逃げずに描くので、中学の頃には少し背伸びが要った。
- 生徒が学園の主導権を握る設定はあり得ないのに、読み出すと妙に馴染む。嫌味だった生徒会長が回を追うごとに人間くさくなり、ミステリ研に頭が上がらなくなるのが楽しい。
- トリックはきちんと本格で、しかも犯人を突き動かすのが悲しみや憎しみといった生々しい感情なのがいいです。中学の頃は主役カップルの大人びた距離感にただ憧れていました。
- 高校編の少し荒唐無稽な事件も私は好きだ。卒業して社会に出てからはいつどこで起きてもおかしくない現実味のある事件に変わり、同じ顔ぶれなのに空気が入れ替わるのが面白い。
- 少女誌に推理ものがまだ珍しかった頃の作品で、少女漫画で本格推理をやってのけた先駆けだったのだと読み返して腑に落ちた。きわどい主役カップルの距離も込みで、派生シリーズまで追いかけている。
悪い感想・レビュー
- 話の作りは丁寧なのに、絵柄が大人びすぎてヒロインが高校生に見えないのが惜しい。制服を着ていてもどこか勤め人の顔つきで、学園ものらしい若さが伝わってこなかった。
- 後半は主役夫婦の娘が話の中心になっていく。十歳らしさの抜け落ちたマセた子ども像がどうにも好きになれず、高校編を目当てに手に取ると肩透かしを食らう。
- 一話ごとの謎解きを追っていくと、そもそもアリバイが成立していない回や物理的に無理のある仕掛けにぶつかる。細部まで詰めて読む人ほど引っかかりが残るはず。
- 推理ものなのにきわどい場面が毎回のように挟まり、表紙まで肌の露出が多いため、レジに持っていくのに勇気が要った。そのわりに絵柄のせいか色っぽさは薄い。
- 依頼を受けて潜入調査に出る型の話は、偶然転がり込んでくる謎に比べて起伏が乏しい。次世代編で娘を持ち上げる台詞も、こちらが白けるくらい大げさに響く。
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