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最終更新日:

星屑の王子様 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

星屑の王子様

著者: 茅原クレセ

連載: サイコミ

ジャンル: 裏社会ヒューマンドラマサディスティックコメディホスト

評価: 8.8/10

あらすじ

不夜城・歌舞伎町の光と影。1晩で数千万が動くシャンパンコールの狂乱と、その裏で人生を切り売りする「姫」たちの悲鳴が交錯する。伝説のNo.1ホスト・一華が放つ、抗いがたいカリスマ性と冷徹なまでの集金術に、読者の倫理観も金銭感覚も木っ端微塵。実体験に基づくリアルな専門用語や裏事情が、歌舞伎町の生々しい「えぐ味」を剥き出しにする。狂乱の夜を札束に変える、毒と笑いに満ちたサディスティック・エンターテインメント!

良い所

  • 俺は一華の「何を考えているか分からない底知れぬ怖さ」と圧倒的な華に完全にやられた。客を徹底的に管理して大金を落とさせる手腕はもはや芸術的で、悪役なのに憧れてしまう自分がいる。
  • 「太客」の囲い込みや売り上げバトルの裏事情がガチすぎて、作者は歌舞伎町に住んでるのか?と疑うレベル。キラキラした世界じゃない、泥臭いホストの執念がこれでもかと伝わってくる。
  • 腹を抱えて笑えるギャグの直後に、姫が借金地獄で壊れていくエグいシリアスが来るこの落差が堪らない。歌舞伎町の光と影を一切美化せずに描き切る、茅原先生の容赦ない筆致に惚れた。
  • 「本営」や「店外」といった営業手法のエグさが手に取るように分かって、まるで自分が夜の街の最深部を覗き見しているような背徳感が凄い。この生々しさは他のホスト漫画じゃ絶対味わえない。
  • 私、この漫画を読んでからシャンパンコールの動画を見る目が完全に変わった。あのアッパーなノリの裏で、ホストと客の間でどれだけ過酷な精神戦が繰り広げられているのか、その重みを知れる傑作!

悪い所

  • 正直、ホストが女の不幸を金に変えて高笑いする描写が続くのは、エンタメとして割り切るにはあまりに倫理観が崩壊していてキツかった。読んでいて不快感が勝ってしまう瞬間が多すぎる。
  • ホストにハマって身を滅ぼしていく女性たちの描き方がリアルすぎて、見ていられなかった。自分の過去の古傷を抉られるような感覚があって、私にとっては癒やしどころか猛毒すぎる劇薬だった。
  • 茅原先生の描くキャラクターは、みんな目が笑っていなくてどこか人間味に欠ける不気味さがあって最後まで馴染めなかった。王道のキラキラした王子様的なホスト像を求めている人には絶対向かない。
  • 「売上こそ正義」という救いのない価値観を全肯定しているようなノリに、どうしても付いていけなかった。悪い奴が最後に勝つ展開が多くて、読後にドッと疲れと虚しさが残ってしまうのが難点。
  • 犯罪スレスレの営業手法や女性蔑視とも取れる台詞がバンバン出てくるから、今の時代の感覚で見ると普通に引いてしまった。歌舞伎町のリアルなんだろうけど、受け入れがたい差別的な描写が多すぎる。

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