# BLACK TIGER ブラックティガー

## 基本情報

- 著者: 秋本治
- 連載: グランドジャンプ
- ジャンル: 青年漫画、ガンアクション、西部劇
- 評価: 7.2/10
- 完結済み
- 最終更新日: 2026年07月06日
- 元ページ: https://mangayoshiashi.com/manga/d86d782e-98b8-42bf-916b-d20b9737f10e

## あらすじ

南北戦争が終わったばかりのアメリカ。荒れ果てた南部を鎮めるため、政府は凄腕の賞金稼ぎたちへ殺しの許可証を与えた。全身に虎の刺青を彫り、二丁拳銃を握るクールな女ハンターが、相棒の闇医者ドクター・ウエキと愛馬を連れて、悪党どもを片っ端から撃ち抜いていく。舞台はアメリカにとどまらず、万博に沸くパリ、そして維新の志士が駆け抜ける幕末の日本まで広がり、超科学兵器で大量殺戮を企む闇の科学者との死闘へなだれ込む。リンカーンから遺言を託された彼女は、世界を揺るがす武器商人を追って最後の闘いへ挑む。こち亀の作者が本気で描き切った、王道の西部劇に人情がしみ込むスーパーウエスタン！

## この漫画を読むのに向いている人

- 難しい理屈は抜きにして、悪党を撃ち抜く**痛快な勧善懲悪**でスカッと気分を晴らしたい人
- 列車や戦車まで相手取る**派手なガンアクション**に、胸を躍らせながらぐいぐい読み進めたい人
- 王道の西部劇に人情の物語がじんわり溶け込んだ、**骨太な劇画の手触り**をじっくり味わいたい人

## この漫画を読むのに向いていない人

- 作者らしいこち亀のような**軽妙なギャグ**を思い描いて手に取ると、肩透かしを感じてしまう人
- 物語のトーンは**最後までシリアスで一貫**してほしくて、途中で笑いが差し込まれるのが苦手な人
- 登場人物一人ひとりの生死に**重みのある描写**をじっくり求めて、静かに読ませてほしい人

## 良い所

- あの秋本治が西部劇？そんなに面白くないだろうと構えて読んだら、これがめっぽう面白い。絵も達者だし、なにより話がぐいぐい引っ張る。**本気で描かれた西部劇**に、思わず唸る。
- 基本は勧善懲悪だから、読んでいて胸がスカッとする。悪党を撃ち抜くたびに気持ちがいい。寡黙で美しいヒロインも様になっていて、**秋本先生らしい爽快な西部劇**を存分に味わえた。
- 作者があの人だからギャグ調かと身構えていたのに、主人公が普通に悪党を撃ち殺していくので面食らった。この**振り切ったバイオレンス**が癖になる。予想を裏切られて逆に楽しい。
- 相手が列車や戦車だったり、舞台がパリに移ってエッフェル塔が現れたり、**伝奇めいたガンアクション**に胸が躍る。伸び伸びとしたお話運びで、最後まで気持ちよく読める。
- 堂々の完結で、作者が描きたいものを描き切ったと感じた。王道の西部劇を踏まえつつ人情の物語が加わって、**スーパー西部劇**に仕上がっている。読み終えて確かな満足感が残った。

## 悪い所

- 新境地を求めていろいろ組み合わせているのは分かるけれど、その結果として**秋本先生らしさが消えてしまった**気がする。流行りの設定や美女の追跡は悪くないのに、持ち味を殺しているのが惜しい。
- どうにも絵が物語に合っていないと感じた。シリアスな話を紡ごうとしているのに、今の**タッチが致命的にちぐはぐ**なのだ。若い頃の劇画調で描いてくれたらと、つい思ってしまう。
- 出だしはシリアスで引き込まれたのに、後半でギャグが混ざってきて調子が揺れる。話そのものは可もなく不可もなくで、**トーンのブレ**に乗り切れないまま途中で読むのをやめてしまった。
- 肝心の主人公に、賞金稼ぎとしての**凄みがまるで伝わってこない**のが引っかかる。二丁拳銃のクールな設定は好みなのに、いまひとつ迫力に欠けていて物足りなさが残った。
- 利権が絡む筋立てが多いせいか、ときどき**説明くさくなる**のが気になった。一話完結でスピード感は出ているものの、ページの都合か話の繋ぎがぎこちない場面もある。
